チョコのぶん。

いつものバス停にて――


「キノ〜のハッピョ〜は15のタイケンばんのダウンロードだったかぁ〜……」

イブキがゲ〜ム情報を見ながら、そんな事を呟く。


「キョ〜からできるし、かえりにプロかっていくかな〜」

財布の中を見ながら、そんな事を洩らすイブキの隣では、


「う〜ん……そんな事思ってたのかぁ〜」

月夜がツイッタ〜を見ながら、


「ん? どったの?」

月夜の声を聴き止めたイブキが、


「ん? んっと……今日――11月11日ってポッキ〜とプリッツの日なんだケド……」


「うんうん」


「いつもポッキ〜ばっかしクロ〜ズアップされるんだって、ポッキ〜&プリッツの日なのにアイコンがポッキ〜だけだったり、ポスタ〜もポッキ〜の単独。そんな複雑な心境が『プリッツの気持ち』ってゆ〜サイトになってんだってさ〜」


「へェ〜……でもプリッツとポッキ〜ならんでて、どっちかたべていいならポッキ〜とるよね?」


「そう?」


「うん! チョコかかってるのはおっきいよっ‼︎」

傷心のプリッツをよそに全力でポッキ〜派を公言するイブキだった。

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