すれんだ~
いつものバス停にて――
「11月29日――イイニクの日に『松坂牛バ~ガ~』かぁ~」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事をキラキラした瞳で開く。
「100パ~セント松坂牛を使用したパテっ! スッゴいな~……でもステ~キで食べたかったかも、醤油ベ~スのオニオンソ~スにワサギスティックを別添えで提供? ふ~ん……いいじゃない!」
画面を下へとスクロ~ルしながら、
「えぇ! 1個2000円っ!? ジュ~ス付いてるケド、ちょっと高いなぁ~」
値段を見ながら、そんな事を言う月夜の隣では、
「ひんにゅ~ずきのヒトのシュチョ~? ふ~みゅ……イブキさんにはあまりカンケ~ないはなしだけど、イチオ~よんでおくかな……」
イブキが誰にともなくそんな言い訳をしながら、件の記事を開く。
「ひんにゅ~コンプレックスをもってるシグサガイイね……う~みゅ……そ~なのか~。あとは~……」
なかなか思ったような意見に巡り合えなかったのか? さらに画面を下へとスクロ~ルさせ貧乳好き男子の主張を読んでいく。
「おっ! スレンダ~みえるっ! そ~かも!! モデルたいけ~だモンねイブキさん!!!」
「モデルはモデルでもドラム缶の理想的な形だケドね~」
そういって締めくくる月夜だった。
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