いつものバス停にて――

「ピザとの組み合わせが最高の飲み物かぁ〜……」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんなアンケ〜ト記事を読みながら、

「そんなのもうアレしかないよっ！」

イブキも横から口を挟んでくる。

「「コレ〜」」

「「ん？？」」

まったく違う物を言い合って首を傾げる二人。

「ピザにはコ〜ラでしょ！」

「いやいや！ピザにはカレ〜だって！」

「カレ〜ってのみものじゃないしっ！」

そう抗議するイブキ。

「テレビかラジオでおっきな人がカレ〜は飲み物って言ってたから間違いないわよっ！」

「そっかな〜……？」

「ほら！カレ〜とチ〜ズって相性いいじゃない！それと似たようなモノよ」

「そっかな〜」

「ほら、このアンケ〜ト記事だって一位にカレ〜――」

そう言いながら、下へとスクロ〜ルさせ――急に画面を隠す。

「いま『コ〜ラ』ってかいてなかった？」

一瞬だけ見えた画面をイブキは捉えていた！

「か、書いてなかったよ」

「すくなくともカレ〜じゃなかったよね？」

呆れ顔でそう言い放つイブキだった。

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