かけあわせ。

 いつものバス停にて――


「ぬ~ん……」

 イブキが青い顔をしたままフラフラと身体を左右に揺らしている。


「VRやばい……すっごいシュ~チュ~できるし、ジカンもガンガンへってく……すっごくヨウし……あとはシンピンのキカイのニオイ? なれるまでいろいろタイヘン」

 そんな事を言いながら酔っぱらいの様にフラフラとバス停にもたれかかる、イブキの隣では、


「蚕にカ~ボンナノチュ~ブを食べさせたら、ものすっごい強力なシルクができた? へぇ~……どんな理屈かしらないケドおもしろい」


「なんか……モンスタ~をそだてるケ~のゲ~ムのハイゴ~みたいだね?」

 イブキもフラフラのまま、そう口を挟んでくる。


「そ~ね。テラフォ~――漫画にもあったなぁ~こういうの」


「月夜もタダたべるだけじゃなくってこ~ゆ~つかいみちがあればいいのにネ」


「ウチと蚕を一緒にしないでよっ!」


「そ~だよね。カイコさまにシツレ~だよね」


「ウチによっ!」

 両手を振り上げて、そう抗議する月夜だった。

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