きょ〜あくじけん。

いつものバス停にて――


「おぉ! クロ〜ズンゲ〜トがVRたいお〜になってでるっ⁉︎」

イブキがゲ〜ム情報の中にあった、そんな記事に食い付く!


「ハンバイは2017ネンのゴガツかぁ〜……たのしみだな〜ゼッタイよいそ〜だけど、それまでにVRになれとかないと!」

そんなどうでもいい決意をするイブキの隣では、


「な、なんて恐ろしい事件が……」

月夜が顔面蒼白しなりながら、なにかのニュ〜スを読んでいた。


「なになに? そんなデッカいジケンおきたの?」


「アメリカのワシントンで――」


「……ごくり」


「フライドポテトを盗んだのよっ!」


「……えっ?」


「しかも3本もっ‼︎」


「……うん」


「しかも警察官相手にっ‼︎!」


「そのユ〜キだけはみとめたいトコだね」

呆れ顔でそう言うのが精一杯のイブキだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る