ざりが2。

いつものバス停にて――


「うむ! ナツイベは12んちからで、イギリスせんかんついかかぁ〜。ミナズキはど〜なっちゃったんだろ?」

イブキゲ〜ム情報にあった、そんな記事を読みながら、


「ビチクもいっぱいしてあるし! しょにちからガンガンいこっかなっ! あっ! ミナズキもナツイベででるのかぁ〜……イギリスかんはプリンスオブウェ〜ルズやレオパルドじゃない。う〜ん……いろんなジョ〜ホ〜でまわってんな」

複数のタブを切り替えて、ウェブ上にある様々な情報サイトを閲覧しながら呟く。


「おっ! サンカしたフネのメイボもでてる。ふむふむ……16クチクたいとハルナとRJ、アヤナミとムラクモにチョ〜カイにキヌとユラとモガミンよんしまい……ミクマちゃんもってないなぁ〜……」

近日あるイベントに夢中なイブキの隣では、


「イケヤがザリガニ料理を提供! いいじゃない‼︎ 前にザリガニって海外じゃ高級食材って言ってたし」

物珍しさもあって食い付く月夜。


「スェーデンでは8、9月にザリガニ漁が解禁されるから、それにちなんでかぁ〜……ザリガニ漁かぁ〜……こんなんかなぁ〜……」

月夜は脳裏でサキイカを吊るした紐を泥沼の中に垂らす外人という完全に間違った姿をイメ〜ジする。


「3匹乗ったザリガニプレ〜トが399円……1匹130円ぐらい? そんなに高級には思えないな〜」


「ミとゆ〜か、たべられるトコがすくないからじゃない?」


「あぁ! なるほど……」


「月夜ならカラごとバリバリいきそ〜だけどね」

そう思ったけど、口には出さないイブキだった。

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