ついんて〜る。
いつものバス停にて――
「きの〜の2がつ2かは『ツインテ〜ルのひ』かぁ〜……」
チラチラっと月夜の方を伺いながらわざと聞こえるよう洩らす。
「なによ?」
「いや〜……月夜のつとめるイカガワシ〜おみせなら、こ〜いうイベントはウエイトレスさんみんなにツインテ〜ルにするみたいなコトやりそ〜だけど……」
「如何わしくないわよっ! まあ、やったケドさぁ……ツインテ〜ル」
「やっぱしやったんだっ⁉︎」
「そ〜いうの基本的に乗っかる方針なのよ」
「ふ〜ん……でも、かみみじかいコど〜すんの?」
「ウィッグよ! カ・ツ・ラ」
「そこまでやるんだ」
「みんなノリいいからね〜結構乗り気でやってたわよ」
「へぇ〜オトコのヒトもやるの?」
「男性スタッフはね怪獣の『ツインテール』の着ぐるみ。すっごく動き辛いって不評だったケド」
「そこはいらないとおもうな。イブキさん」
男性スタッフのがんばりを即座に否定するイブキだった。
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