ちょ〜しょく。

 いつものバス停にて――


「叙々苑の牛焼肉弁当かぁ〜……これは鉄板ね。ぜったいおいしいわ!」

月夜がビッグサンダ〜を片手で弄びながら、スマホ画面に映し出された焼肉ダレのたっぷりかかったお弁当を見ていた。


「……あさからそんなオモソ〜なモノみてキブンわるくないんない?」

イブキ胸――というか喉の下辺りを押さえながら、


「ぜんぜん〜むしろ週一で朝焼き肉の日をつくりたいぐらいよっ!」


「……イブキさんはメダマやきといっしょにくるハムでジュ〜ブンかなぁ〜……それより、そのビッグサンダ〜たべないならチョ〜ダイ」


「え〜!」


「いまバ〜ガ〜キングでビッグってつく物みせるとお得なキャンペ〜ンやってるから期間終了までコレで通すんだモン」

そういってピコピコと左右に振りながら、


「……けっきょく、いつもニクたべてるじゃん」

振られるお菓子を見ながらそう呟くイブキだった。

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