ちょ〜しょく。
いつものバス停にて――
「叙々苑の牛焼肉弁当かぁ〜……これは鉄板ね。ぜったいおいしいわ!」
月夜がビッグサンダ〜を片手で弄びながら、スマホ画面に映し出された焼肉ダレのたっぷりかかったお弁当を見ていた。
「……あさからそんなオモソ〜なモノみてキブンわるくないんない?」
イブキ胸――というか喉の下辺りを押さえながら、
「ぜんぜん〜むしろ週一で朝焼き肉の日をつくりたいぐらいよっ!」
「……イブキさんはメダマやきといっしょにくるハムでジュ〜ブンかなぁ〜……それより、そのビッグサンダ〜たべないならチョ〜ダイ」
「え〜!」
「いまバ〜ガ〜キングでビッグってつく物みせるとお得なキャンペ〜ンやってるから期間終了までコレで通すんだモン」
そういってピコピコと左右に振りながら、
「……けっきょく、いつもニクたべてるじゃん」
振られるお菓子を見ながらそう呟くイブキだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます