こすぷれ。

 いつものバス停にて――


「ふ~ん……今年の秋はプリ~ツスカ~トがはやりそ~なんだ……ゆったりとした形のスカ~トだし、なんにでも合わせやすい白をもってるといいかな~……あっ! でも紺もカワイイな~」

 月夜がオシャレ系ニュ~スを見ながら、そんな事を洩らしていると、


「う~ん……ナ~スかぁ……ハクイのイブキさんってチュ~モクももとになっちゃうよでへへへへへへへ――セ~ラ~ふくもにんきあんだ! ど~しよっかな~!」


「なにしてんの? イブキ」


「ん? ハロウィンのときにきるのなんにしよ~かなって? で、オトコのヒトがオンナのコにしてほし~コスってジョ~ホ~みつけて」


「ナ~スなの?」


「そそ。いっちばんがナ~スで2ばんめがセ~ラ~ふく」


「へぇ~……で、3位は?」


「へっ!? さ、さんばんめは……」


「うん」


「は……」

 イブキは顔を真っ赤にしながらしぼりだすように、


「はだかエプロンだって」


「ふ~ん……さすがにそれはハロウィンじゃ着れないわね」

 とゆ~か、イブキがナ~スの格好してもたいしてエロくないし、セ~ラ~服を着ても中学生にまちがわれるだけでは? と思ったケド口にしない月夜だった。

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