ろ~すとなってぃ――
いつものバス停にて――
「9月1日からスタバで新作がでるんだぁ~……」
月夜が愛用のグルメ系ニュ~スを見ながら、
「ん? あたらしいフレ~バ~でるんだ? どんななのがでるの?」
イブキがテクノロジ~系ニュ~スでゲ~ムの情報をみながら問うてくる。
「え~っと……ロ~ストナッティチェスナッツラテ」
「ろ~すとなっちゅ――なんだっけ?」
「ロ~ストナッティチェスナッツラテ」
「ろ~すとなっちゅらて? あれ? なんかみじかいよ~な?」
「ロ~ストナッティチェスナッツラテだって、おぼえないと注文できないよ」
「ろ~すとなってぃなっつなっつらて?」
「1個多いよ」
「えっ! どれが?」
「だから、ロ~ストナッティチェスナッツラテ」
「ろ~すとなってぃ――がりっ! つうっ――!! ベロはんだ~」
イブキが歯型のついた舌をダランと外に出しながら涙目で言う。
「がんばって! スタバでカッコよく注文するためだから」
「いや、もういいや。メニュ~でゆびさして「これください」ってゆ~から」
イブキが「いたた」と洩らしながら、諦めた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます