いつものにちじょ~。
いつものバス停にて――
「あちゃ~! サ~クルチケットをヤフオクにだしてたサ~クルが永久追放!? 以前からなにかと問題もあったし、規約違反だケド……ちょっと処罰が重い気もするなぁ~」
月夜がなにかの記事を読みながらそんな事を呟く。
「ねぇ~……」
イブキがだらしくバス停に寄りかかったまま、弱弱しい声で、
「ん~? どしたのイブキ」
「ナツヤスミなのにいちにちもやすみないし……」
「だから、それはアンタが悪いんだって」
「それにキョ~は11にちだよっ!」
「うん? それがど~したの?」
「なんか2チャンとかで、おおジシンくるってさわいでるからでないほ~がイイよ」
「よかったじゃない。学校なら耐震基準もバッチリだし、補習してて命まで助かる。ほら丁度よくバスもきたしいくよ」
そういうとバス停にしがみつくイブキを力づくで引きはがし「よいしょ!」という掛け声とともに車内に放り投げる。
運転手ももう慣れたのか何事もなかったように『プシュ~』という音とともに扉が閉まりゆっくりと発車した。
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