ひやけ。
いつものバス停にて――
「かくと~ゲ~ムフェスのウルⅣでニホジンせんしゅがゆ~しょ~したんだっ!」
イブキがゲ~ムの情報を読んでいると、そんな記事が目についた。
「世界一効果な一品を創りプレゼントする企画。今回は世界で一番高い27万円の蕎麦!? はぁ~……どんな物かいったい見てみたいわね」
言いながら、キャビアなどの高級食材がドカドカのった蕎麦にみえない画像を見ながら日焼け止めクリ~ムを取り出し、半袖の夏服からでた腕に軽く塗る。
「ねぇ――」
「ん~?」
「月夜がひやけどめクリ~ムぬるのって、やっぱしオトコのヒトのハンブンいじょ~がイロジロがすきだから?」
月夜の全く日焼けしていない顔や腕、脚を見渡しながら。
「ち、ちがうわよっ! ウチ、肌弱いからすぐ真っ赤になっちゃうから!」
「そ~なんだ。ちなみにイブキさんはイロジロのオンナなコのがモテるってきいたからいえでゲ~ムばっかししてんだよ」
「いや! それは絶対違う!!」
そこだけは自信をもって否定できる月夜だった。
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