かてごらいず。
いつものバス停にて――
「はむはむ――」
月夜がフル〜ツサンドを頬張るながら何かの記事を読んでいる。
よほど真剣なのか頬に生クリ〜ムがついているのに気づかない程。
「おぉ! スイジョ〜をはしれるドロ〜ンがクガツにはんばいっ‼︎」
テンションの上がった声でそう叫ぶイブキ。
「空飛べるのに水上を走る必要あんの?」
「ロマンだよ! スイリククウとさんかいをしはいっていかいにもツヨそ〜じゃん!」
「ふ〜ん……そ〜いうモンなの? 」
「まあ、かわないケド……」
「買わないのっ⁉︎ さっきのハイテンションなリアクションはなんだったのっ⁉︎」
「だから――それがロマンなの。イブキさんがのれるよ〜になるまでドロ〜ンはかわない」
「それは自家用飛行機とかになるんじゃない?」
「ダイジョブ! イブキさんかるいから」
「いや……そ〜いう問題じゃ……」
「それより月夜がたべてるソレってデザート? ゴハンなの? おかしなの?」
イブキが月夜の食べいてるフル〜ツサンドを指して、
「これはなんでもないみたい。人によってはデザートってゆ〜し、食事だってゆ〜し、お菓子ってゆ〜人もいるから、ウチがたべてる物はなんでもあるし、なんでもない。つまり、ウチは今なにも食べてないの」
「……いや、さすがにカロリ〜はあるとおもうよ」
太りにくい体質とはいえ若干、心配になるイブキだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます