ヒミツのばしょ。

 いつものバス停にて――


「ん〜――」

梅雨も明け、夏の強い陽射しに下、そんな声を上げて伸びをする月夜。

試験も終わり夏休み間近のため授業数が減り軽くなったカバンを片手で持ち伸びと共に高々と掲げる。


「月夜。ワキみえてるよ」


「きゃ!」

そんな可愛らしい声ととに腋を押さえる。


「かくすコトないよ。クロズミもないし、ショリのこしのポツポツもなかったし、グラビアアイドルみたいにキレ〜だったよ」


「そ、そ〜いう問題じゃない! う〜ん……夏服って薄着だし袖も短いから油断するとすぐに……恥ずかしいのに……」

顔を赤らめカバンで口の辺りを隠しそう呟く。


「いまどきのオンナのコだね〜」


「ん?」


「いや〜ファッションざっしのアンケートにオンナのコがいちばんみられてハズかし〜トコがワキだったからさ〜」


「う〜……まあ……誰でもそ〜だよね」


「うん? イブキさんべつにワキなんかみられてもヘ〜キだよ。にばんめはフトモモだったけど、これもヘ〜キだよ」

言いながら半袖をさらに捲り上げたり、短いスカートの裾を持ったりするため、かなり際どい部分まで晒される。


「それはイブキが子供でまだ羞恥心が未熟だからでしょ」


「ガーん!」

自分で擬音を表現しながら落ち込むイブキだった。

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