たなばた。
いつものバス停にて――
「イタリア人が認めなかったパスタヌ~ドル――日本人もパスタとは認めず! しかし、味はおいし~っと好感触の評価! ふ~ん……ウチはまだ食べてないケド、アレっておいし~のかぁ~……」
月夜がグルメ系ニュ~スの記事を読みながら、そんな事を呟く。
「う~ん……ど~やってかけばいいかな~?」
イブキが自身の大型スマホと同じ大きさの紙と小さなグデタマの人形がついたシャ~ペンを持ったまま、そんな事を洩らした。
「ん? どったの?」
月夜が普段と違うイブキの様子に、
「きょ~はタナバタでしょ? タンザクでおねがいごとかいてかなえてもらっおかなぁ~っておもって」
そういってシャ~ペンで頭をカリカリと掻く。
その拍子に月夜に短冊に書かれた事が見えてしまう。
『ヒコボシくれっ!』
「うん。たぶん叶わないと思うよ」
イブキの肩に手を置いてキッパリとそう宣言する月夜だった。
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