うるう。
いつものバス停にて――
「ふ~ん……新発売の練乳イチゴかぁ~……」
月夜が新しく販売される予定のコンビニスィ~ツの画像を見ながら飛ぶ屋久。
「ねぇ月夜」
イブキがスマホでなにかを読みながら話しかけてくる。
「ん~?」
「うるうビョ~ってなに?」
「あれでしょ、時計と自転のズレを調整するために付け加える時間――あぁ、そういえば昨日の午前8時59分と9時の間に1秒追加されたらしね」
「あっ! そなんだ!! しまったな~」
「ん? なにが?」
「いや~だってガッコウのシギョ~が1びょ~おそくなるってコトでしょ? もう1びょ~ねとけばよかったな~って……」
「……いつも遅刻してるから1秒追加ぐらいじゃ、全然足りないぐらいだよイブキ」
悲しげ表情でそう宣告する月夜だった。
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