しんでれら。

 いつものバス停にて――


「ホントにがけるガラスのクツぅ!?」

 イブキがオシャレ系ニュ~スを読んでいると、ふとそんな記事が目にとまった。


「ガラスの靴?――って、あの童話にでてくる?」

 イブキの呟きを聞きつけた月夜が某寿司屋の魚介ウナギ丼の画像から視線を外して、


「うん」


「へぇ~。ちょっと見せて」

 月夜はイブキからスマホを受け取ると、画面に映った記事を読む。


「へぇ~。ガラス工房が吹きガラス技法で1個1個手作りで作ってんだ」


「イブキさんもこれをはけばオ~ジさまがやってくるかな?」


「アンタみたいなおてんば娘が履いたら、3日で割っちゃうと思うケド……」


「え~! このオシトヤカなイブキさんがそんなコトするワケないじゃん!!」


「……この前の体育の時に野球やってた男子のボ~ルがこっちにきた時、『さんだ~ぼると・すくりゅ~!』とか叫んで蹴り返してなかった?」

 冷静にそう突っ込む月夜だった。

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