なつのれべる?

いつものバス停にて――


「あつ〜……」

雲ひとつない快晴、降り注ぐ陽光に炙られながら。


「今日も30度こえるみたい」

月夜も額に浮いた汗スポーツタオルで拭きながら、


「まだゴガツなのに……ハチガツとかになったらジメンとけちゃうんじゃないの?」


「あ〜……インドじゃすでに溶けちゃったトコあるんだってよ、アスファルトだけど」


「ホントにっ⁉︎ ゴガツってまだジョバンでしょ? ロボモノでたとえたら、シュジンコ〜がリョ〜サンキにのってるぐらいはじめのほ〜だよね?」


「そだね。まだ自分の好きなジャンルで好きなCPで妄想してるぐらいだネ」


「これでヒチガツ……シチガチュとかになったら……シュジンコ〜きにのっちゃたりしたら……」


「そ〜ね。3次元でもイケるよ〜になってクラスメイトとかでCPするよ〜になったら……」


「もっとゆ〜とシュジンコ〜きがチュ〜バンでこわれてのりかえとかになったら……!」


「うんうん。物でイケるよ〜になったら……充電器×スマホや壁×画鋲とか……!」


「「――って」」


「「一体なんのはなししてのっ!」よっ!」

同時にそう叫んで顔を突き合せる二人だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る