りゅ〜こ〜

 いつものバス停にて――


「ふ〜ん……今年はデニムガウチョがイイんだ〜……でも、ウチにはちょっとないかなぁ〜」

月夜がオシャレ系ニュ〜スを見ながら、そんな事を呟く。


「ミズギはフワラ〜ビキニにがイイらしいよ〜」

月夜の呟きに乗っかる様にしてイブキが話しを振る。


「フワラ〜?」


「うん! こ〜いうのがイイんだって」

そういってイブキはスマホ画面に映る画像見せる。


「へぇ〜……いいんじゃない。カワイイし」

胸の辺りに花のビジュ〜(生花を特殊加工したファッションアイテム)が付けられた水着を見ながら感想を洩らす月夜。


「でしょ、でしょ!」

共感されたのが嬉しいのか、大喜びでそう言うイブキ。


「このモコモコにあしらわれたブラなら胸がちっさいのも隠せるモンね〜」


「そ、そんなコ〜カはね、ねらってないモン‼︎」

動揺しながらそう言うイブキだった。

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