おぺれ~しょん『ちのばれんたいん』

 いつものバス停にて――


「2月14日に自宅警備隊N.E.E.Tが特殊作戦『血のバレンタイン』を決行!?」

 月夜がネットニュ~スでそんな記事を見つける。

「ジタクケ~ビタイ?」

 聞きなれない言葉にイブキが小首を傾げる。

「映画の特殊部隊風のコスプレをする人達の事」

「ふ~ん……そんなひといるんだ~。で、それがあばれまくったから?」

「あぁ――『血のバレンタイン』なんて物騒な名前がついてるけど、秋葉原の献血ル~ムで献血しただけだから」

「イイヒトじゃん!」

「そ~なんだよ。家だけじゃなくて命も守るって事で献血いってきたんだって、カレシカレシいってたアンタとはお~違いだね」

「むぅ……。月夜のチをいれられたらカラダがハレツしちゃいそ~だけどネ」

「ウチは怪物かっ!?」

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