ひとがたかうなら。
いつものバス停にて――
「アマゾンでホント~にのってソウサできるロボットがイチオクニセンマンエンではんばいちゅ~――ろくにちはちじにカンバイ」
イブキがスマホでネットニュ~スを読みながら、
「ねぇねぇ月夜」
月夜もスマホでなにかを見ていた。
「――うわっ! これは買いよ! 絶対買い!! 真琴と遥なんて――」
「月夜、月夜ってば」
「うわぁぁぁぁぁ!?」
イブキの声に驚きの声を上げる月夜。
「どしたの? そんなにおどろいて?」
イブキが心底、不思議そうに尋ねる。
「な、なんでもないわよ。ちょっとネット通販でほしい物みつけただけ」
「ふ~ん……あっ! そうそうネットツ~ハンっていったらさ、やっぱしかうならニンギョウだよね?」
「へ!? うん……そうねフィギア……人形だね」
「だよね。のりたいよね!!」
「乗るの!? どっちが攻め――って乗るなら2体買わないと」
「にたい? いったいでもたかいのに、にたいもかうの?」
「そう? がんばれば買えるでしょ」
「月夜おかねもちだね~」
「そんな大げさだよ」
そこで顔を見合わせると、
「「はぁ~ほしいな」」
「ロボット」
「フィギア」
「「ん?」」
そこで二人はようやく別の話しをしてると気付いた。
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