じさくドロ〜ン。
いつものバス停にて――
「おぉ! みてよ! これみて‼︎」
イブキが興奮ぎみにまくし立ててくる。
「週刊デアゴスティーニから自作できるスカイ・ライダ〜 ドロ〜ンの製作キット? なにこれ?」
「だからドロ〜ンだよ! スマホでソ〜サできるそらとぶラジコンっぽいやつ」
「へぇ〜」
「もっとおどろいてよ! これがあったら――」
「あったら?」
イブキが感情のまままくしたてた格好のまましばらく思案――
「と、とにかくとべるんだよ! ソ〜サできんだよ‼︎」
「でも、このシリーズって全号揃えるだけで大変じゃない?」
「そこはホラ――ジョ〜ネツとかロマンとかがなんとかしてくれるって」
「ふ〜ん……ちなみに全号購読すると12万9239円だってさ」
「……ぴ、ぴ〜えすふぉ〜かえちゃうね」
「買えるね」
「い、イブキさんPS4のがほしいかも……」
大空への夢を諦めるイブキだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます