お~くしょん。
いつものバス停にて――
「みてみて。きねんSuicaが100オクエンだって〜」
イブキがヤフオクを見ながら、
「そんなの誰も入札しないでしょ」
「それがもう60ケンもはいってるよ〜」
「100億円かぁ〜……」
「カップやきそばも3マンエンでうってるよ〜」
「あ〜。虫混入で回収騒ぎになって今売ってないからね〜」
「そんなんでもかうヒトいるんだね」
「ほら、好きな人は食べられないと思うと、無性に食べたくなる味だからさ」
「ふ〜ん……いえにかいおきあったらひともうけできそ……」
「そういえば……家に10カップほど買い置きが……C87も近いし……ここは軍資金を……」
「月夜?」
「ハっ⁉︎」
「ど〜したの?」
「ナンデモナイデアリンス」
「どしたの? ことばづかいヘンだよ」
「な、なんでもないわよ!」
後日、10個のカップやきそばが出品された事をイブキは知らない。
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