ことしのハヤり。

 いつものバス停にて――


「2014年の女子中高生流行語大賞は大賞なしで決定? ふ~ん……そんな事態になるもあるんだ」

「ことしかぁ~イブキさんもまだ、コトシをダイヒョ~するのはコレ! ってやつないな~」

「あと3週間で終わりの時にその状態なら、やっぱし大賞はでないんじゃない?」

「そっかも……あ~でも、このまえのシュ~マツにいったフリマでもいったけど、ヨ~カイのメダルすっごいうってたよね?」

「あぁ~確かに今年の始め辺りは、まったくなかったのにこの間はいっぱい売ってたね」

「4000〜5000エンのもあったしネ」

「そうそう割と高いのよね」

「もっとたかいのあるよ。ひとつ15000エンのとか」

「へぇ〜。ってなんで、そんな事知ってんの?」

「いちじきモ〜ケようとおもってしらべました」

「子供相手に商売しよ〜とスナっ!」

半ば本気で怒る月夜だった。

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