ねがい。
いつものバス停にて――
「あ! これほしいかも」
月夜がスマホでオシャレ系ニュ~スの中にのっていた真っ白でふわふわのニット帽を見ながら呟く。
「これは? これは?」
そういってイブキも自分の大型スマホに映されたのは、身体のラインがくっきり浮き出る感じのタ~トルネックの真っ白なセ~タ~だった――その画像の下には『男性がムラっっとくる女子の秋冬コ~デ』という文字もあった。
「え~。これなんかエロくない?」
月夜がイブキの推したタ~トルネックのセ~タ~をそう評す。
「そうかな? ハダまったくロシュツしてないよ?」
「そうだけど……身体のラインでちゃってるし、裸よりエロいかも」
「だから、いいんだよ! おとこのヒトがそのカッコのイブキさんをみて→セクシィ~!→ムラッ!→コクハク→カレシできる。のコ~スで」
「その作戦――」
「ん?」
「イブキのセクシ~ってトコで止まると思うよ」
「ぬう……やっぱしサンタさんに『ムネがおっきくなりますよ~に』ってたのんだほ~がいいかな? でも、それだとチャンスがライネンに――」
そんな事を言ったイブキの肩に月夜は優しく手を置くと、
「サンタさんにそんな無茶頼んじゃダメだよ、イブキのムネをおっきくする事なんてシェンロンやポルンガでもできるかど~かなのに……サンタさんに頼むなんて完全に手に余るよ」
月夜がそう言い切った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます