イブキのおしごと。

 いつものバス停にて――


「さんかげつで200マンエンかぁ〜」

イブキが求人サイトを見ながら、そんな事を呟いた。

「一月に月収66万ってどんなバイトよ⁉︎」

イブキの呟きに月夜が慌てて突っ込みを入れる。

「ん? あやしくはないとおもうよ。だれもがしってるユ〜メイなトコだし」

「どこよ」

「NASA」

「予想以上にトンデモナイ団体名でてきたっ⁉︎」

「なにされんだろ〜」

「まあ実験とかじゃない? どっかの閉鎖空間で数日過ごすとか」

「モザイクオ〜ガンシュジュツとかされちゃうのかな〜」

「それNASAじゃないからっ! まえにUが付いてるとこだからっ‼︎」

「デンキウナギとかいいよね。いつでもスマホジュウ〜デンできそ〜で」

「で、黒いアレと戦わされんだ」

「うっ! アレとたたかうならもうちょっとキンガクをあげてほし〜」

「まあ、英語できない時点でイブキは不採用だろうケドね」

「ぎゃふん! それいわれると、ぐうのねもでないよ」

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