ぶれいんじゃっく。

 いつものバス停にて――


「月夜、月夜これみて~」

 イブキがスオマホでこんなん見つけたよ~といった雰囲気で月夜に話しかける。

「ん~」

 月夜が行きつけのラーメン店が今年もサンマラーメンを始めた事をしって、行かなきゃっと思っていたトコロにイブキが振ってきた。

「人間の脳とネット回線を繋いで他人の身体を遠隔操作する実験が成功!? なにこれ?」

「そのまんまだよ! ほかのヒトあやつれんだよ! ブレインジャックのせかいだよ!」

 そういって興奮イブキをよそに月夜は淡々と記事の続きを読む。なんだかんで興味はあるようだ。

「脳波測定器を被った送信者の脳波を電気信号に変換して、インターネット経由で送信し、被験者の身体を動かす事に成功した……かぁ」

「うん、うん。イブキさんも――」

「へ? イブキも誰か操って動かしたいの? あっ! わかった先生操って夏休みの課題全部やらせる気だな」

 月夜が冗談めかしに言うと、

「ちが、ちがう」

 否定したあとに月夜を見て、

「月夜をあやつってね、そのムネでだんしユ~ワクしたり――」

 イブキは月夜の冬服を押し上げてる二つの膨らみを指しながら言う。

「そのあとに――ムフフフフフフフフフフフ――さすがにこれはちょっといえない」

「おまえウチの身体でなにする気だっ!!」

 両腕で自分の身体を庇いながらイブキから距離とると、そう叫ぶ月夜だった。

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