ぎょ~じ。
いつものバス停にて――
「学生時代に一番イヤだった学校行事――やっぱし1位はマラソン大会かぁ~」
月夜がヒマつぶしにニュ~スアプリで雑記をよんでいると、そんな記事を見つけた。
「まあ。ありがちちゃ、ありがちだね~」
月夜の呟きにイブキが応え。
「よく聞く話しだしね」
「イブキさんはそれほどキライじゃないケド」
「そうなんだ? そ~いえばなんだかんだでイブキっていつも10番目までには絶対入ってるモンね」
「とくにねらってるワケじゃないけど、なんとなくそらみながらはしってるとおわってるみたいな」
「無心!? 結構すごいことをへ~ぜんとしてんのね」
「そ~いうのじゃないけど、なんだろ? かえったらあれしよ~これしよ~っておもってるだけ」
「へぇ~」
「月夜もマラソンキライなの?」
「ウチ? ウチは~そこまで嫌いじゃないかな、もちろんほかの球技大会や体育祭に比べたら嫌だけど」
「なるほど」
「イブキはなんか嫌いな学校行事ないの?」
「イブキさんス~ガクやエ~ゴ、コクゴ、カガクなんかのジュギョ~がキライ!」
「それなくなったら、もはや学校じゃないからっ!!」
どこまでもブレないイブキだった。
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