いちやづけ。
いつものバス停にて――
「ゔ~……」
目の下にクマをつけ、少し乱れた黒髪に荒れた肌、乾いた唇はもっと乾いたパッサパッサのカロリ~メイトを齧り、充血して血走った目は熱心に単語帳をみつめていた月夜に、
「みてみて~」
そんなボロボロな月夜とは対照的なイブキが今日も元気一杯でスマホに映った記事を見せる。
「イチヤヅケはあんまりコ~カないんだって」
効果があるように感じる学習法と実際に効果のある学習の違いという記事をみせつける。
内容をドヤ顔で解説した後――
「それが……それがテスト前日なのにグッスリ寝て全く勉強せずにテストに挑む理由?」
「うん!」
あきれ顔の月夜にイブキは堂々と言い切った。
果たしてノ~ガ~ドでテストに挑むイブキに奇跡は起きるのだろうか……?
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