ひっしょ〜ほ〜

 いつものバス停にて――


「ぬ! せんたくもんだいのテストでセイカイリツをあげるほうほ〜⁉︎」

「いや、普通に勉強しようよっ⁉︎」

イブキの上げた言葉瞬速突っ込む月夜。

「フツ〜なんてキョ〜ミありません。イブキさんはラクしておいしいトコもってて、サイシュウ〜てきにケンリョクのトップにいくヨテ〜だから」

「楽してトップの座にいく気なのっ⁉︎」

「ええ〜と……なになに『問題を作る教師も人間、そんな教師の心理読んで正解率を上げる方法』かぁ〜」

「そ、そう聞くとなんだかスゴそうね」

「フミフム……まずはわかるモンダイからといていく――!」

イブキはそこで世界の真理でもみつけたような表情で――


「た、たいへんだ月夜……い、いちもんもとけないイブキさんにこのヒッショ〜ホ〜はつかえない⁉︎」

「うん。勉強しよ」

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