かんでんち。
いつものバス停にて――
「乾電池がきれてるかどうかを調べる方法ねぇ〜」
月夜がそんな記事を読んでいた。
「そんなコトわかるホ〜ホ〜あんの⁉︎」
「みたいよ」
イブキの疑惑の視線に月夜は自身のスマホ画面を見せる。
「わかった! バッテリーテスターとかつかうんでしょ?」
「ううん。もっと簡単に手軽」
「てがるに――⁉︎ う〜ん……」
「正解は――少し高いとこから落とす」
「へ⁉︎ そんなコトでわかんの?」
「うん。持ち上げてテーブルの上とかに落としてみて跳ねなかったら満タン乾電池、跳ねたらお疲れ乾電池なんだってさ〜」
「へぇ〜」
「これはね満タン乾電池に内部はゲル――」
「あぁ、ストップ、ストップ。むつかしいコトはよくわかんないからいいや」
完
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