なりきり。
いつものバス停にて――
「『みんなが選ぶ自分がなってみたいジブリキャラ』ねぇ〜」
月夜がカロリーメイトをかじりつつ、そんな記事を読んでいた。
「へぇ〜そんなコトやってるトコあんだ」
「そうみたい。132人の回答を元にしたデータだからちょっと少ないかもだけど……」
「イブキさんは巨神兵になってガッコ〜をやきはらいたい」
「あれもキャラにはいるの?」
「フムフム。いちばんにんきは魔女宅のキキかぁ〜そらとんだり、ネコとはなしができるのがポイントでかいっと――」
「黒猫と話しながら空とぶシ~ン多かったからね」
「月夜はなんになってみたい?」
「ウチ? ウチは――ナウシカかな~」
「あ~王蟲くいほ~だいだもんね」
「食わん、喰わん」
「でも、千尋じゃなくてよかったよ」
「ん? なんで?」
「だって月夜ならおと~さん、おか~さんブタもヨウシャなくたべちゃうでしょ」
「正直、ちょっとおいしそうだった」
肉食系すぎる「月夜だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます