りそう。

いつものバス停にて――


「男子に聞いた理想女子の体型は152センチ32キロかぁ〜余裕でアウトだわ……」

「でもそれって、どっかの男子高校セ〜一人に聞いたデータなんでしょ?」

「へ? そうなの?」

「そだよ。なんかいかにもこれが全男子のリソ〜みたいにいわれてるケドぜんぜんちがうらしいよ」

「へ〜そうだったんだ。でも――イブキならこんぐらいじゃないの?」

「まあ〜ムネがデェ〜カップってトコいはいはクリアしてるね〜」

「あ〜でも男子的にはそこが一番重要なんじゃない?」

「だよね〜。べつにみせる相手もいないしね〜。月夜は水着とかきるヨテ〜あんの?」

「ウチもないな〜7月はロッテリアでポテト食べ放題行きまくるぐらいしか予定ない」

「イブキさんも夏の怪物を待つぐらいしか予定ないかな〜」










「「まあ例年ど〜りか」」

二人の理想の夏は遠かった。

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