ある休日の思い出。

そこはいつものバス停――


「イブキ〜」

手を振る月夜の格好はいつもの制服姿ではなく、水色のワンピに黒のショートパンツ、ブラウンのブーツという格好だった。

「おまたせ〜」

そう言うイブキの格好もいつもと違う。ボーダー柄のカットソーにデニムのショートパンツ、スニーカーという動きやすい格好で活動的なイブキの雰囲気にマッチしていた。

「どこいこっか?」

「う〜ん……とりあえずコンビニ入らない? 暑いし」

「お〜け〜」


そして近くにあるイートイン(店内飲食可能席)のあるコンビニ入った二人。

そこで――

「月夜、月夜〜」

イブキがカップメンコ~ナ~で何かを見つけると、カロリ~メイトのチョコとチ~ズ味で悩んでいた月夜のトコへ行く。

「月夜、コレいってよ~」

 そういって差し出したのは――

「カップメン?」

「そそ。カラウマでおなじみに蒙古タンメンから新食~」

「確かにそろそろお昼だけどさ~」

 結局、イブキに押し切られるカタチで買ってしまい。イ~トインでお湯を入れる。

「本当においしいの?」

「うん。ズ~ズ~」

 言いながらイブキはかったぱしから購入した飲料を飲み干していく。

「――って、なんでウチのお茶まで飲むの?」

「いいから、いいから。ほら、できたみたいだよ」

 カップメンはフタをとっちないにも係わらず刺激臭――カプサイシンの強烈な匂いを発していた!

「ほ、ほんとに平気かな?」

 その強烈な匂いに不安を覚える月夜。

「いっきにかっこむのがこいつのたべかたなんだよ」

 言われたままに真っ赤なス~プに絡んだ麺を口に含んだ瞬間――一瞬でパニっくる月夜、それを腹を抱えて笑うイブキ。

 結局、イブキにもてあそばれた月夜という休日だった。

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