きんぐだむ。

いつものバス停にて――


「米国人、娘の王女になりたいという夢を叶える――はぁ〜すごいな〜自分でどこの国のものでもない主権空白地域を調べて、実際に赴いて子供たちと作った国旗を掲げるかぁ〜」

少しアンニュイな表情で記事を読む月夜。

「そのこのおと〜さん「子供たちとの約束を守るために最善を尽くす」っていってるんだってさ〜」

「へ〜。でも実際こんなことしてくれちゃったらすっごいカッコイイお父さんに見えるだろうな〜」

「いがい〜」

「ん?」

「いや〜月夜ならdisっるおもってたからさ〜」

「う〜ん……ウチも昔ね〜お姫様とかに憧れてたからさ〜」

「月夜ならなれるさ〜」

「ゐ⁉︎」

いつになく真剣な表情のイブキに月夜は魅入ってしまう。























「大食い女王に――」

月夜の頭がカクンと力なく傾いた。

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