もうすぐ――
いつものバス停にて――
「ニコニコが23時間テレビね~」
「チュ~トハンパだよね~あと一時間がんばれよっておもうよ」
「まあそれだと他局のやつと被ちゃうし差別化を図るためにあえて23時間にしたんじゃないの?」
「あ~なる~」
「もうすぐ夏祭りや花火大会もあって楽しみね~」
「月夜のば~いは祭りとかででてる出店のたべものでしょ?」
「そ、そんな事ないわよ!」
「え~去年、イカ焼き5個もたべてたじゃん」
「あ、あれは……ウ、ウチはイカが好きなの!」
「でも、そのあとにヤキソバも2ついってたよね?」
「や、ヤキソバも好きなんだもん……」
「それだけじゃないよね」
「うっ! り、リンゴアメも食べました……」
「なんこ?」
「み…………みっちゅ……」
「かわいくいってもダメ。月夜がそんなんだから男の子が近寄ってこないんだよ!」
「なっ――! イブキだってアニメキャラのお面を後頭部と左右の側頭部に3つ付けて『アスラマン! シャキーン!』とかやってたじゃん!」
「あ、あれは――その、お祭りのふ~んいきがそ~させたとゆ~か~――って、月夜だってチョコバナナ5本もってチョコバナナフィンガ~とかやってたじゃん!」
「あ、あれは――」
二人揃うとなお恥ずかしいという事気付かない二人だった。
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