げ~む。
いつものバス停にて――
「ふ~ん……ドラクエが9月に3DSもか~いまのオンゲはホントにマルチプラットフォーム(多様機種対応)がキホンになったね~」
「そういえば廃人化する人が多いって聞くオンラインゲームやってる割にアンタはあんましドハマリしてないよね?」
「ん~……。まぁね~」
「ゲーム好きのアンタにしては珍しいよね」
「まあ、ドラクエ自体がライトユ~ザ~むけだからね」
「そうなんだ?」
「うん。むかしのオンゲなんてリアル72時間の間に出現するモンスタ~を文字通り72時間寝ないでパソコンの前に座ってひたらすら待つとかマゾゲ~みたいなのにハマるとタイヘンだけどね」
「うへ」
「それにくらべたらゼンゼン、ライト層むけなんだよ」
「ふ~ん……結構詳しいわね」
「イブキさんの親がむかしやってたから――」
「あぁ~なるほど!」
「さいしょオンゲで知り合ったんだけど、出会いがドラマチックだったんだって」
「おっ! なになに? 恋バナ?」
「そんなたいそうなモンじゃないけど、ウチのおと~さんとおか~さんは、それぞれギルマス(ギルドマスター)でそれぞれヒ~ラ~(回復役)とタンク(盾役)でアブナイトコを助けたコトで知り合ったんだって」
「へ~お姫様と騎士の関係みたいだね」
「そうだね。まあ――」
「おと~さんがおか~さんにカッコよく助けられたんだけどネ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます