就寝前。
いつものバス停まだバスはこない――
「ふぁ~あ」
イブキが大アクビをして健康的な歯を見せる。
「なにイブキ。寝不足?」
「……うん」
コシコシと目をこすりながら応じる。
「もしかして寝る前とかにスマホとかイジってたりする?」
「えっ! うん、直前までイジってるかも」
「それ良くないって」
「へ~なんで?」
「なんかね。人が正しいサイクルで睡眠と覚醒をするメラトニンっていうホルモンがスマホやタブレット端末に使われてる発光ダイオードが放つブルーライトで抑制されちゃうんだって」
「ふ~ん」
「だから、就寝前にあんまりスマホとかイジらないほうがいいみたいよ」
「ちっちっちっちっちっちっち。それは違うよ月夜。スマホいじってるとおもしろいサイトやスレを見つけちゃってついつい深読みしちゃうからだよ! ホルモンとかは関係ないよ。
だってウチのおとーさん常にバックライトディスプレイ三台に囲まれながらスマホとタブレット端末もイジりつつ「ふぁあー!」って元気よく叫びながらお仕事してるよ」
「それって某ガンシューの死ぬ直前に吐く自分を喚起させるためのセリフじゃなかった?」
「そんな事ないよ横になると一瞬で眠りにつくもん」
「それは限界まで働いて意識が落ちてるだけでは?」
「とにかく就寝前のスマホイジりは寝つきにはカンケーないよ。おもしろいスレが蔓延ってるネットのせいだよ」
「うん。結局、ネット見れるスマホやパソコンが悪いよね? それ」
みなさんも体調管理に気を付け。深夜のネット漁りはほどほどにね☆
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます