◆79



ウンディー大陸の中心の街。

ギルドや冒険者の街。

今わたしが居る街、バリアリバル。

ノムー、イフリーに挟まれたウンディー大陸は両大陸からの圧力にも負けず今までなんとなウンディーの名を守ってきた。

そして最近やっとこの大陸は国として認められた。

女王が管理する大陸、女王の庭 等と他国では呼ばれるウンディー大陸のバリアリバル。


ノムー大陸の首都ドメイライトから旅立ちここまで、わたしは色々なモノを見て、色々な人と関わり、色々な事を知った。

それでもまだ世界のほんの少ししか知っていない気がする。これからも沢山の事を知りたい。自分で見て感じて、歩きたい。1人でじゃなく、みんなと一緒に歩きたい。


やっと見つけたんだ。

わたしが魔女ではなく冒険者として進める道を。

まだ始まったばかりだけど少しずつ進んでる。

そんな時にイフリー大陸を管理しているデザリア王が軍をこの街バリアリバルへ送り込み襲撃した。

表ではそうなっている。それも事実だ。

しかし裏で王を人間達を操っていたのが世界でも最悪の名を持つ犯罪ギルド レッドキャップ。

セッカ...女王はまだこの事を知らない。今は知らせる必要はない。襲撃者から街を守り終えたらキューレ、ジュジュ辺りから話がいくと思う。

それまでは知る必要はない。頭を悩ませるのはその後でいいんだ。


今はこの街を守る事に全力を尽くすだけでいい。


その為に力を貸しておくれ。

相棒。



「エミちゃ」


元ドメイライト騎士団 隊長で元ペレイデス モルフォ マスター、今は冒険者でわたしの相棒、ワタポがバリアリバルにある一番大きな病院で眼を覚ました。


治癒術、再生術にも限度があり万能ではない。

病院、医者の存在は必要不可欠。

治癒術と再生術を使いゆうせーさんの傷、ダメージを回復させる事は可能。しかしその後の処理や経過をはかるのは癒より医者の方が優れている。 致命傷だったならば尚更だ。治癒術等を学んだ人間も医学を学ぶ。しかし治癒術に取得する為に時間使っていた者と医療術を学ぶ為に時間を使っていた者とでは大きな差が生まれる。

人体構造等の知識、怪我の状況や病気の種類を瞬時に見極め判断する力は医者の方が遥かに上だ。

アクロスもリピナもそれを知っていて認めているからこそ、2人をこの病院まで運んだのだろう。

治癒術師と医師、お互いがお互いを助け合う事で、救う事が出来る命も確かに存在する。


ゆうせーさんは大丈夫だよ、ワタポ。


「おはよ」


わたしはワタポへ寝起きの挨拶を返し、少し様子を見た。

まだ辛そうなら病院にワタポを置いて、みんなの所へ行こう。そう考えているとワタポが質問してきた。


「...今この街は?」


この街はどこ?ではなく、今バリアリバルはどうなった?と言う意味の質問だ。

怪我が酷い様子だったならわたしは迷わず「もう大丈夫よゆー」と返していただろう。しかし今のワタポには嘘をついてもすぐ見抜かれそうな...そんな瞳でわたしを見つめる。


「デザリアの人達はユニオンにいるよ。ただ...まだ街で暴れてるバカがいるんだ。そいつを今からブッ飛ばしに行く」


そう言い、ベッドの横に立て掛けられているワタポの剣、固有名 ダリア メイリール を取り、続けた。


「身体が大丈夫なら力を貸しておくれ、相棒」


そう言い剣をワタポへ伸ばすと、1度深い深呼吸を入れ、剣を掴み頷いた。


そこからは早かった。

フォンから素早く装備類を取り出し、装備。

ポーチの中も確認しセットする。わたしは頷き手を伸ばし、パンを掴み急ぎクチへ運ぶ。

病人に食べさせるには旨すぎないか?と言う様なわたしの表情を見てワタポはいつもの、なにやってるの...。的な眼でわたしを見て小さくため息をついた。

大丈夫そうで何よりだ。


準備が完了したワタポとクゥはナースさんにお礼を言い、病院内をを爆走したい気持ちを押さえた怒られないギリギリの速度を持つ、早歩きで病院を出る。


「んし、派手な音がする方向を探して進むぞ!」


わたしの指示に従いクゥがフェンリルモードで街を駆け回る。

すると一瞬遠くの空が光を放った。


クゥは指示が飛び交う前に方向を変え、光が見えた場所へ疾走。空気に緊張が混じる中で聞こえる戦闘音がわたし達の頭を切り替えた。


この先に敵がいる。

そいつを黙らせて、この襲撃を終わらせる。

曲がり角が見えるとワタポはクゥから飛び降り「クゥは様子見!」と言った。わたしも同じ様に飛び降り、角を曲がろうとした時、ワタポがわたしの方へ...戻ってくる。


「エミちゃ!」


そう叫びわたしの肩を抱く様に飛び、地面に倒れる。

このシーンが少しスローに見え、視界は青白く光り本来の速度を取り戻す。


「なになに...今の」


光り...と言うより雷だ。

雷があの角から飛び出た...と言えばいいのか、とにかく今曲がっていたらわたしは死んでいた。

ピリリ、バチチ、と地面を走る雷の余韻にわたしは言葉を失った。

青白い雷.....いや、いや。

どっかのバカな魔術師が雷魔術を連発してるだけだろう。そろそろバテる頃じゃないのか?


わたしは自分にそう言い聞かせゆっくり立ち上がると、ワタポが強く、短く言った。


「プンちゃだよ」


「は?」


「この奥で暴れてるのは間違いなく...フェアリーパンプキンの魅狐、プンプン」



ギルド名、種族名、名前。

その全てがわたしの知る人物と同じ。でも、無差別に暴れる様な人じゃない。

何かの間違い...とは思えないワタポの表情に不安が渦巻く。


プンプンは雷を操る事が出来る。しかし軽い攻撃や少量の雷を纏う程度しか出来ない。

いや...ある条件下ならば今ここを通過した雷も操れる。

そしてその条件に立った時、下手をすれば無差別に暴れる事になる。


それが、ディア。


diablo ディアブロ 悪魔。

魔女語からそう名付けられた能力。

生き物全てが持つ訳ではなく、ディアに気付かず死ぬ者もいる。圧倒的な個人特殊能力。使えば使う程、その能力は磨き上げられ、使えば使う程、悪魔に心を啜られる。


ケットシーの森で出会ったあの巨大鳥はディアを使いすぎて本来の姿に戻れなくなった。猫人族の王様もだ。


力に頼り力に身を任せ、心を無くして暴れる者も存在する。


それはわたしも知っている。でもまさか...自分の友達が呑まれるなんて事...。


重い足を必死に前へ進ませ、引き戻そうとする不安感を捨て、角を曲がった。



傷口から溢れ出る血液を雷が焼き消し、泣く様に叫ぶプンプンが、わたしの知らないプンプンが赤い瞳を揺らし、その瞳に映るモノ全てを消す様に全身の雷を放電する。

視界が青白く塗り潰させる中、友達が暴れる状況の中で、身体は...クチは無意識に動く。

プンプンが放電、拡散させた雷へわたしは広範囲雷魔術 ライネングヴェーベを2発同時発動させ、蜘蛛の巣状に拡散する紫色の雷がプンプンの雷を引き付け相殺する事に成功。ここでわたしは我慢出来ず叫んだ。



「なにやってるんだよ プンプン!」



わたしの攻撃に反応したのか、今の言葉に反応したのかは解らない。しかし赤い瞳の狐は今わたしの方向を見て、わたしをターゲットに選んだ。


「プンプン...って、あのプンプンか!?」


アスランが眼を丸くして呟くとハロルドが頷いた。

ここにいる全員が、眼の前にいるプンプンをモンスターだと思っていたらしい。恐らくハロルドはプンプンの姿を見た瞬間、爆進したのだろう。

何を思い爆進を選んだのかはわたしには解らない。周りに説明する余裕さえ失う程ハロルドは何かに対して本気なのだろう。そしてその何かは...プンプンを助けたい。という気持ちだ。


アスランの呟きに耳をピクつかせ視線を向けるプンプンをわたしは見逃さなかった。


自分の名前に反応してる?

もしそうならば、まだ助かる。完全に呑み込まれた場合、知り合いの顔どころか自分の名前すら忘れる。

わたしはもう1度、聞こえる程度の声で名前を呼んでみると同じ様に耳をピクつかせた。


「...まだ助けられる、3分で全回復して!」


わたしはそう叫びハロルドへ魔力回復ポーションを1瓶、投げ渡した。

この状況で翅...エアリアルを使っていないのは魔力量の問題だろう。

大切な人を助けたいと誰よりも強く思う今、自分が半妖精である事を隠してグズグズする様なタイプではない。

3分だけなら何とかする。

だから、早く。


ポーションを投げ渡した直後わたしは詠唱し魔術を発動。プンプンのヘイトをごっそり頂く。

風上級魔術 アルンサイクロン。

瓦礫を飲み込み渦巻く巨大な竜巻がプンプンを引き巻き込む。殺す何て考えていない。しかし、あの状態の相手は殺すつもりで挑まなければ、こちらが殺される。


「我慢しろよな、プー」


一言溢し、詠唱すると竜巻の中で雷が光り、風を弾けさせる様に消滅させた。

上級魔術を力で消されるとは...このプーはS+か?等と苦笑いしつつ、土属性最上級重力魔術 グラヴィディンスダウトを容赦なく発動する。


宙にいるプンプンの下に巨大な茶黄色魔方陣が広範囲展開。地面が砕け岩の槍が伸び、上からは超重力がプンプンを圧し潰す様にのし掛かる。

重力系は術者への肉体的負担も大きい。グッと奥歯を噛み自身に降り掛かる重力に堪え、魔術を発動していると突然身体が軽くなる。


「やっぱ雷相手に土系は無理だったかーっ」


プンプンは地面へ雷を落とし魔方陣を歪ませ魔術を消滅させた。知っていたのか直感なのか...とにかくマズイ状況になった。

重力系魔術は術終了後、一瞬だが術中以上の重力が術者を襲う。剣術ディレイに比べれば遥かに短いが...最上級ともなればその一瞬の圧で意識を飛ばしそうになる。


問題の反動圧がわたしへ降り掛かる。時間にして1秒もないこの隙、雷を繋げる事で高速移動可能なプンプンにはアクビする暇がある程の時間だろう。

パチっと頬に痛みを感じた時にはもう、眼の前にプンプンが立っていて、雷を纏う長刀をわたしへ振り下ろす。

重力ディレイは既に終了しているが、身体が重くなり軽くなるこの変化にわたしはまだ素早く対応出来ていない。ディレイは1秒もないが、その後わたしはすぐ動けないと言う事だ。...が、何の問題もない。


振り下ろされる長刀は赤い刃によって弾き返される。


「ナーイス。後よろしく」


わたしが稼いだ時間は大体1分30秒、半分だ。

残り半分の1分30秒はどっぷり休ませて貰うぞ、ワタポ。


「りょーかい!」







まだ助かる。

エミちゃはそう言った。

ディアについては調べてもコレと言って使えそうな事を知る事は出来ない。

魔女族、悪魔族、天使族はディアについてどの種族よりも詳しく知っている。

その魔女が、まだ助かると言ったんだ。

みんなのダメージが回復する3分間の内の1分30秒はワタシが稼ぐ。



傷の痛みはそのうち癒える。そして消えて、忘れる。

でも心の痛みは一生消えない。

きっとプンちゃは今、身体中にある傷よりも、心の痛みに泣き叫んでる。助けを求めてる。


ゆうせーさんの心の内も、リョウの心の変化にも、ワタシは気付けなかった。

気付いた時にはもう救えないんだ。と勝手に決めていた。

自分の限界を自分で決めて、諦める理由を自分で作っていただけだ。


もう諦めたくない。

あの時感じた心の痛みは自分を許す為に、諦める事を許す為に選んだ甘えだ。


本当に、泣き叫びそうな程の痛みに堪えているのはワタシじゃなくて、ゆうせーさん、リョウ、そして今眼の前にいるプンちゃだ。



失ったものは必ず拾い集める。そして今あるものを失わない様に、少しの変化も見落とさない様に、ぶつかる。


その為に力を貸して。








肌を刺す空気が漂う中でワタシの眼は微量の変化も見落とさない。空気に混ざり漂う雷の粒も、プンちゃの動きもワタシの眼は見抜く。


雷を纏う斬撃を弾き、追撃を入れるも、ワタシの剣は届かない。



「速いなぁ」



先を見る力を持つこの眼でも、今のプンちゃの動きを完全に見切る事は出来ない。

こんなんじゃダメだ。


落ち着かせる為、1度呼吸を整えて、両眼に全神経を集中させる感覚を。

もっと、もっと先を見るんだ。瞳の奥に鈍い痛みが走るも、ワタシは眼を閉じずプンちゃを見つめる。

バチバチと弾ける様に纏わりつく雷が...徐々にブレを、ズレを生む。


いける。


荒れ果てた地面を蹴り剣を振り下ろすと微量の雷をその場に残しプンちゃは回り込む。その動きがハッキリ見える。


「...ッ!」


小さく声を漏らしプンちゃの長刀を、素早い回り込みからの斬撃を弾き返すと、プンちゃの身体にズレが出る。

ここで追撃すると空気を虚しく斬って終わる。

ワタシは1歩大きく踏み込みバックステップで距離を取ろうとするプンちゃへ詰め、剣を振る。

剣先がプンちゃの雷に触れる前に、ワタシは無理矢理体勢を崩し攻撃を中断させた。


この眼が無かったら今危なかった。剣が雷に触れると、剣を辿ってワタシへ雷が...。

辿る速度は遅いけど、初見じゃまず対応出来ない。それに遅いと言っても予想よりも、の話。

攻撃する場合は素早く剣を振り、素早く剣を戻さなければ雷攻撃を浴びる事になる。

ただ戻すのではなく...振り下ろした速度で引き戻す。


今度はプンちゃが一気に一瞬で距離を詰める。ワタシの眼は再び鈍い痛みを宿し、その動きを見切り、剣を振る。

長刀を弾き、素早く突き、素早く引く。

剣先に雷を残し、ワタシの攻撃はプンちゃの肌を少し撫でた。この動きなら届く。そう確信した瞬間、プンちゃは獣の様な声を短く吐き出し左腕を振った。


動きを先読みする事は出来なかった。

でも身体が勝手に反応し、回避には成功、空気を揺らし焼く雷が上空まで昇り、弾けて消える。


「雷を飛ばす事も出来るのね...」


これは厄介だ。

距離をとれば飛雷、距離を詰めれば迅雷。

羨ましく思える程、幅広い性能を持つディアだ。

...この場合、ワタシが対応出来そうなのは接近戦、迅雷速だ。

キュッと眼の中心を縮める様に力を入れると、やはり鈍い痛みが眼の奥を叩く。

恐らく自分が今見切れない速度を、無理に見切ろうとしているから痛みが走るのだろう。

自分が成長すれば痛みもなくこの動きが見切れるって訳かな...。


頑張ろう。と心で呟き一気に距離を詰める。数秒前よりも瞳へ力を入れ、数秒前よりも鈍く重い痛みが眼の奥を突くも、そんな事を気にする余裕は無い。

グッと歯噛みし迫る刃を、雷を弾き回避し、ワタシも攻める。まばたきする暇も、呼吸する暇もない迎撃合い。


幸運なのか、ワタシの腕は生身ではなく義手。

襲い迫る雷を左手で弾き消し、刃は右手の剣で弾く事が出来る。しかし...普段の戦闘ではあまりやらない、撃って引く動きは体力をガリガリ削っていく。体力が消耗すれば集中力も、判断力も低下する。その結果...ワタシは雷撃への反応が一瞬遅れる。


研ぎ澄まされた雷撃が不規則に進みワタシの心臓部分を撃ち抜こうと走った瞬間、まるで何かに引き付けられる様にその軌道を曲げた。この動きにプンちゃが驚いた事から、狙って軌道を曲げた訳じゃない。ワタシは一旦距離を取り雷撃の行方を見ると、遠く離れた位置へ落雷し、声が響く。



「あぶな!」


「あぶな、じゃねーよビビ!感電死するならマイク感電でステージ上で死なせてくれ!」


「ニャ!?...同族かと思ったニャ」



落雷した先にいたのは3人の人物が立っていた。

鍛冶屋のビビさんは何か機械の様な物を足下に置いていて、それを指差し騒ぐ音楽家のユカさん。

プンちゃを見て驚いた顔をする猫人族のゆりぽよ。


突如現れた3人を見ていると、ワタシの横を雷が通過する。


放たれた雷撃は謎の機械に引き付けられる様に軌道をズラし、爆雷。3人は粉々になる機械を見てクチを揃え、あ。と言葉を溢し、すぐにユカさんが叫ぶ。


「ちょっと!もう1発くるっぽくね!?」


ユカさんが言った通り、プンちゃはすぐに二撃目を放とうとする。ワタシは必死に剣を振り阻止しようとするも、体勢を崩す事に成功するも雷撃は放たれてしまった。

崩れた姿勢で放たれた雷撃は速度が遅く回避する余裕はある。


「ちょ、きた!」


「ありゃりゃ」


「感電プレイは好みぃじゃにゃいニャ!」


あの人達には回避の選択肢はないのか!と心で叫び剣を振り続けた。ここで雷撃を落としに向かえば次の雷撃を放たれるだけ。もうどうにかしてもらうしかない。


放たれた雷撃への対応は運に任せ、プンちゃのタゲを取り続ける事をワタシは選んだ。


ズドン、ズドン。と重い発射音の様な、爆発音の様な音。

数秒後、火薬の匂いが風に運ばれワタシに知らせる。

プンちゃは突然、大袈裟に距離をあけ姿勢を低く構える。

音に驚いた?と思ったがそれは違った。



「ワタポ!3分経ったよ!」


エミちゃがそう叫ぶと、ワタシの後ろには全回復したメンバーと、アルミナルから駆け付けた3人の他に、両手持ちの銃を構える冒険者、双棍を構える冒険者?、他にもキューレさんやジュジュも。

銃で雷撃を文字通り撃ち落としたらしく、直撃する事なく3人はやっと武器を取り出した。





待っててね、プンちゃ。

今、みんなで助けてあげるから。








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