◆78
名前を呼ばれ様な気がした。
ひぃたろはそう感じ窓の外を見る。
「...ん?ハロルドどしたん?」
頭をトントン叩き、痺れる何かを消そうとするエミリオがひぃたろへ言った。
「いや、なんでも...」
「そ。てか今のバチッってしたの何なの?すっげー痛かったんだけど!お前か!お前達が変に魔力を使ったからか!?」
なんでも ない。そう言おうとしたひぃたろだったが、言いきれず言葉を止めた。
エミリオは、マップがショートした時に感電死するかと思った!と言い騒ぎ魔術師達へ噛み付く。
ショートした瞬間じゃない。
今、名前を呼ばれ気がした。
エミリオにでも、アスランにでもない。
ここに居ない、誰かに。
誰か...違う。
それもわかっている。
「...プンちゃん?」
◆
ボクはお前のお姉ちゃんなんかじゃない。
その顔で、その眼でボクを見ないで。
その声で話さないで。
新たに作られたモモカを見てプンプンは怒りよりも、恐怖に近い感情を抱いた。
全く知らない人を素材に自分の妹と変わらない姿の人間...人形を作りだすリリスへの怒りよりも、自分を見つめる無数の瞳に恐怖を感じずにはいられなかった。
あの時自分がリリスを止めていれば、あの時リリスの存在を疑っていればこんな事にはならなかった。
自分に向けられる瞳が「どうしてあの時助けてくれなかったの?」と訴えかける様に思えて、怖くて、逃げ出したい気持ちもあった。
...偽者だ。と否定している自分の中に、全員モモカなんだ。人形だとしても、死体だとしても、自分が招いた結果で今のモモカ達が産まれてしまったんだ。と思う心もプンプンにはあった。
「次は、プン、プン、が、私、に、見、せてく、れ、る?」
悪夢の元凶であるリリスはプンプンへお願いする様な、何かを欲しがる子供の様な表情でねっとりと言葉を吐き出し人形達を踊らせる。
産まれたばかりのモモカは勿論、最初にプンプンが斬ったモモカも傷を縫い繋げられ、今まで見ているだけだったNo.1、リリスのお気に入りのモモカさえ操り人形にしプンプンを襲う。
冷たく、暗く、粘り付く様な質の声で小さく、深くリリスは呟いた。
「お人形あそびはすき?」
瞬間、6人または6体のモモカが恐ろしい速度でプンプンとの距離を一気に縮めた。
動きを感知する余裕もなくプンプンはモモカ達に囲まれ、焦りの表情さえ浮かべる暇もなく刺し斬られる。
太く長い...細剣の様な縫い針と、両手持ちの首を切る様な糸切りハサミが雷の衣さえ貫き切りプンプンを傷付ける。
心臓、首、眼を狙って繰り出される攻撃を致命傷にならない様に回避するも、肌は傷付き少量の血液が宙を舞う。
回避すればそこを切り裂こうと迫るハサミ、それを回避すれば突き刺しくる針。戦闘を外から見ているリリスがプンプンの動きを見て、誘導する様にモモカ達を動かしダメージを与える。
「遅いよ、お姉ちゃん」
左耳が拾ったモモカの声。
悲しそうな声。
プンプンは反射的に振り返ると顔の数十センチまでモモカの手が迫っていた。
武器ではなく手、この距離なら避けられる。
頭を右へ下げモモカの、No.1の手を回避しようとした瞬間、ぶすり。と鈍い音が左腹部から脳へ届けられる。
モモカの右手はプンプンの顔を狙って伸ばされ、空気を空しく掴んだ。左手は指先は左腹部に...指先から太さ1センチ程の赤黒い針が突き抜け腹部へ深く突き刺さっていた。
それを確認した直後、右太股と右肩を貫通する縫い針。
プンプンの頭を両手で掴む温度の無い手。首を狙うハサミと心臓を狙う針。
死ぬ。
そう確信したプンプンだったが不思議と焦りや恐怖の感情は湧き上がらなかった。自分を殺そうとするモモカ達でもなく、リリスでもなく、リリスの後ろに立つ、本物のモモカへプンプンは視線を送る。
モモカの両眼。
ピンク色の眼。
モモカの母親の、プンプンの母親の瞳。
綺麗で、暖かくて、厳しくて、優しい瞳。
その瞳から小さな感情が頬を伝ってゆっくり落ちる。表情は無い。言葉も無い。
でも、モモカは泣いている。
プンプンは涙を流すモモカを視界の端でも見た。
人形、死体、偽者のモモカ達も瞳から小さな粒を溢れさせ、人形達は本物のモモカと同時にクチを動かす。
「お姉ちゃん、ごめんなさい」
この言葉を何年ぶりに聞いたのだろうか。プンプンは自分の命が今奪われそうになっている危機的状況で、小さく笑った。
モモカが何か失敗した時はいつも決まって「お姉ちゃん、ごめんなさい」と言ってボク助けを求めてくる。
お父さんの誕生日ケーキを作ろうとした時、卵を全部落として涙を浮かべてボクにそう言い助けを求めてきた。
怪我をした小鳥を拾ってきた時も「お姉ちゃん、ごめんなさい」と言ってどうすればいいか助けを。
他にもあったっけなぁ。
最初に絶対、ボクに謝ってから話すんだよねモモカは。
...あの時も。
ボクに謝ってから...壊してほしいって...お願い って...。
ボクしか頼れなかったんだね。昔も、今もボクにしかお願い出来なかったんだ。
自分を壊してほしい。
自分を終わらせてほしい。
そんなお願い聞きたくなかったよ。
でも、これがモモカの最後のお願いなんだ。
だからボクは、何が何でもその願いを叶えてあげるんだ。
ひぃちゃん。
ごめんね。
この後の事...お願い。
迫るハサミと針、自分を貫いた針、自分を囲うモモカ達。
その全てを弾き飛ばす様にプンプンは全身から雷を一気に溢れさせる。
今までの雷とは違う、強い雷に肌が痛み毛先が立つ感覚を最後にプンプンは自分を手放した。
「え、凄い、凄い、スゴ、イ、スゴ、イ、スゴイ!」
今の攻撃...と言うべきか防御と言うべきか、プンプンの雷にリリスは驚き、すぐに瞳を輝かせた。
今までとは明らかに質が違う雷を、プンプンはチリチリと溢れさせるではなく、纏っていた。青白く激しく鳴く雷を全身に纏い一際瞳を赤く染め、銀色の毛先を尖らせ、犬歯を剥き出しに唸る姿にリリスは欲情する。
「尻尾、が、増え、たわ、ね。魅狐..、素敵。欲しい、わ。プン、プン、が凄、く、欲しい」
プンプンを舐め回す様な視線で観察したリリスはゾクゾクと全身を駆け回る欲を抑え、とろける瞳で呟いた。
尻尾が増えた、と。
プンプンの尻尾は1本だけだった。しかし今は2本目の尻尾がそこに伸びている。犬よりも太く、猫よりも長い狐の尻尾が2本揺れ動き、リリスを一直線に睨む赤い瞳。
プンプンは耳をピクピクと動かし、赤い眼線の余韻を残し消える。
直後、落雷の様な轟音が響く。
一番近くにいたモモカの頭を掴み地面へ押し付ける銀色の狐。喉から漏れる声に耳を貸さず頭を潰した。
頭を失った人形はピクピクと指先や足が動くも、すぐに止まる。
銀色の狐...魅狐はゆっくり身体を起こし再び赤線を描き姿を消し、次の人形を長刀で腹部から切断し同じ様に首を潰した。手に纏わりつく人形の破片を払い犬歯を剥き出しに殺気立つ。
「2体、も、壊さ、れ、ちゃっ、た、わね」
リリスは今までとは違う色を持つ声で呟き、奇妙な形で留まっていた指から力を抜き、腕をだらりと下げ言葉を続けた。
「ッ...。壊すぞ狐」
欲しがっていたモノが自分のモノを壊した。
だから自分が次はそれを壊す番。やられたからやり返していい。
子供の様な思考でプンプンを壊す対象にしたリリスは嫌な雰囲気を全身から溢れさせ、ローブから細剣を取り出し殺気立つプンプンを睨む。
プンプンはリリスの変化に勘づいたのかグッと姿勢を低く構え更に雷を拡散、放出。
2人は同時に動いた。
雷を纏う長刀が強い光を放ちリリスを迎撃すべき剣術を放つ。
二連撃剣術
斜め右上から長刀を振り下ろし、素早く両手持ちにし横振りされる素早い剣術をリリスは奇怪に笑い、簡単に回避しプンプンの懐へヌルリと入り込み刀身がザラ付く細剣に絶望色にも感じる無色光を纏わせた、六連突き剣術 ドレナージ プンク。
エミリオが扱う細剣よりも更に細い刀身が雷を突き進みプンプンを無惨に刺す。
リリスの腕が閃いた瞬間には既に六連突きが終わっていた。しかしリリスの攻撃は終わらない剣術中にファンブルしない程度の動きで左指先を忙しく走らせ、モモカ達を背後から襲撃させる。
プンプンは人形の動きを感知していた為、痛みに耐え雷を強く放出しモモカ達を迎撃する事に成功するも、リリスの狙いは別にあった。
人形の相手を、人形に気を取られている隙に詠唱を終わらせ放出する雷が弱まる一瞬を逃さず、中級風魔術 グインニードルを撃ち込む。風の小槍が弱まった雷を貫きプンプンを通過、痛みに奥歯を噛むプンプンを後追いの風圧が強く叩き瓦礫の山へ雷を埋めた。
ディレイが解けたリリスは細剣を地面に突き刺し、両指を忙しく動かす。
すると先程産まれたばかりのモモカが唸り声を漏らしその場に
途切れ途切れの声を漏らし桜色だった髪は灰色に変色し肌は少し赤黒く、歯や爪も伸びる。
デザリア軍のハクが持っていたエンハンス系、変化系ディアを、ハクの死体を素材に生産された、ハクの眼を持つモモカが使った。悪魔の様な姿になるディアを。
変化が終わったモモカをリリスは迷わず使い、瓦礫の山を粉砕させる。
悪魔モモカが暴れている隙にリリスが右手で細剣を取り、左の中指と薬指をカクつかせる。すると今度は別のモモカが
ギィギィと乾いた音をたて時折何かを堪える様な声を漏らし、耳障りな悲鳴にも似た声を上げると身体が反り返り内側から貫かれ、皮膚を弾き、下半身が膨れあがる。
黒光りする太い槍の様なモノが左右に4本伸び変化した身体を支える足に。黒光りする全身には黄色のラインが浮かぶ。
トワルダレニェのマスター ネフィラの死体をベースに、ネフィラの瞳を持つモモカが変化系のディアを使い、女郎蜘蛛の姿に。
ギィィッと乾いた声を漏らし蜘蛛の様なクチを開き黄金色の糸を吐き出し崩れた瓦礫からプンプンを引っ張り上げた。
「さぁ、モ、モカ。貴女、の、出、番よ。」
リリスは嬉しそうに呟くと指名されたモモカは「わたしの出番かも!」と悲しそうな瞳を揺らし、楽しそうに言いプンプンへ迫る。
武器を持たないモモカ、No.1ではないモモカは右手をいっぱいに開きプンプンの胸を狙って手を伸ばす。
あと数センチで触れられる距離でプンプンは叫び腕を振り雷撃を与えた。
触れた所を感電させる、ではなく、触れられる前に雷撃する事を選んだのは正解だった。
今プンプンを狙ったモモカは触れた相手の感情をクリスタル化させ奪う事が出来るディアを持つ。
昔プンプンがひぃたろと出会ったあの研究所にいた、最高傑作を素材に作られたモモカだった。
雷撃で自分を包む雷を多く消費したプンプンは、更に雷を消費し、足に絡み付く糸へ雷を流し蜘蛛を狙う。高いヘイトを感知した蜘蛛モモカは糸を噛み切りカサカサと地面を這いずりターゲットから離れる。
悪魔のモモカは右腕を更に赤黒く染め、STRを高めた一撃をプンプンへ撃ち込む為距離を詰め一瞬で...モモカは腹部を失った。
何が起こったのか理解出来ないモモカは動きを停止させその場に倒れる。
痛みは感じない。ディアでDEFも底上げされているハズ。しかし腹部がごっそり抉り取られている。
傷口にはパチパチと雷の余韻が少し残るのを確認し、悪魔モモカは動きを止めた。
「リリス」
No.1、リリスが最も気に入っているモモカが声を出しリリスの隣へ降り立ち、言葉を縫い繋げる。
「今日持ってるお人形じゃここまでが限界だと思うの。リリスが本気になったら...お姉ちゃんをすぐ壊しちゃうでしょ?わたしお姉ちゃんの身体が欲しいの!」
モモカの言葉にリリスは少し間を置き、クチを開く。
「そう、ね。今の、お、人形、だけ、じゃ、無理...、ね。私、が、やって、も、いい、けど...、壊す、訳に、は、いかな、いも、の、ね。それに」
言葉を1度切り、リリスはトリップ寸前の溶けそうな表情を浮かべ、濡れる声でプンプンを見て言った。
「4本、まで、尻尾、が、出た、もの。今日、は、充、分だ、わ」
唇から涎が垂れ落ち、ゾクゾクと震える身体を抱き、卑しい瞳でプンプンを見る。
「リリスだめだよ!またその癖出てるよ!」
悪い癖が出るリリスへモモカは慌てて声をかける。
プンプンは会話をしている2人を睨み、4本の尻尾を立たせ更に雷を強める。その姿を見てモモカは再び慌て叫ぶ。
「お姉ちゃんダメ!戻れなくなっちゃうよ!」
プンプンの姿はまさに化け物。
雷を纏い、雷を操る、魅狐。
4本の尻尾が扇形に伸び立ち、赤い瞳がギラつく。
「お仕置き、は、おしまい」
リリスはそう呟くと唇を素早く動かし詠唱、上級風魔術 カドスグニルを発動させて崩れ壊れた人形を回収。
プンプンは一際雷を強め一気にリリスとの距離を詰め、長刀に纏う雷を叩きつける様に振り下ろす。
落雷の様な音と衝撃がバリアリバルの地面を揺らした。
「またね、プン、プン」
「またね、お姉ちゃん!」
背後から届く声に振り向く、と同時に長刀を振り雷撃を飛ばすも、空気を焼き揺らし建物を破壊するだけで、そこにリリス達の姿は無い。残るのは空間魔法の余韻。
逃げられた。
またモモカを助ける事が、願いを叶えてあげる事が出来なかった。
そう思う心は、今のプンプンには無かった。
プンプンが制御出来るのは1本目まで。しかし今のプンプンは4本目の尻尾を露に。
自分を抑え込む事も出来ず、ターゲットも見失いただ暴れる。
「今の音はこっちか!?」
遠くで男の声が響き、プンプンは耳をピクリと動かし周囲を感知する。
1、2...6人。1パーティがこの場に迫り、到着した。
赤い鎧に身を包むアクロス。
紺色の和服を揺らす烈風。
黄金色の鎧と謎の旗を背負う猫人族のりょくん。
純白の修道服の様な防具のリピナ。
全身真っ赤な剣士ルービッド。
そして最後に横腹を押さえ酸素を忙しく吸引する黒髪ポニーテールの和猫るー が到着。
「キッ....ツいニャ」
荒い呼吸で酸素を集め、何とか落ち着こうとする猫人族るーへ和服の冒険者、烈風が声をかける。
「キツいのはこれからかも」
烈風が指差す先には雷を纏い溢れさせる赤眼の人に似た狐。
冒険者達はその姿を見て、同じ言葉を浮かべる。
その言葉をアクロスが言った。
「モンスター...なんで街中に!?」
プンプンが魅狐である事も、プンプンのディアの存在も、何も知らない冒険者達は今眼の前に存在する相手が知り合いだと判断出来ない。
月明かりに照らされた、化け物にしか見えなかった。
◆
近くで雷が落ちたかの様な轟音と振動にわたしは正直、超びびった。
雨も降ってないし雲もない夜に雷は落ちない。
誰かが爆弾でも爆発させたのかと思い、ビックリさせられた事への怒りをぶつける為、その現場へ向かう事にした。
と、言っても1人で向かうのは怖いのでハロルド、アスランを無理矢理連れて行く事に。
「セッカ達はここにいて!今の爆発を起こした犯人をボコッて連れてくるから!」
今のわたしは街のならず者さえ一眼で黙らせる事が出来る程、鋭利に尖った性格だろう。
どこの誰がわたしの街で好き勝手暴れてるんだ?
貴様に教えてやろう。
この街で生活したいのなら賢く生きる事だ。このエミリオ様の怒りを買わない様に賢くひっそりと生きる事だ!
「いくぞシタッパ!!」
わたしはサスペンダーを豪快にパチンと鳴らし叫んだ。
少し痛かったけど、ここで痛いオーラを出してしまえば部下達を不安にさせてしまう。
「誰がシタッパや」
「面倒だから言わせておきなさい、アスラン」
少々癖の強い性格を持つ部下のアスランとハロルドだが、腕はたつ。
豪快にユニオンを出て僅か数十秒でわたしのフォンが鳴り響く。足を止める事なくフォンを取り出し通話を繋ぐ。
相手は金の欲にまみれた情報屋のキューレ。
「ん なんだよ!今忙しいんだけど!」
『なんじゃ!せっかく教えてやろうと思っとったのに言い方は!まぁよい。ワタポが起きたらしいのじゃ』
「なぬ!?部下が目覚めたのか!よく伝えてくれた。帰ったらチップをやろう」
『お?無料にするつもりじゃったが...今の情報は100万vじゃ。よろしくのぉ』
「あ、や、ちょっと...」
切れた。
100万vなんて持ってる訳ないだろ!と心で荒れ叫びわたしは部下2人へ的確な指示を飛ばす。
「わたしはちょっと寄り道する!2人は現場へ急ぎ、ナメた犯人を2.3発ぶん殴って黙らせといて!」
そう伝え次の曲がり角でわたしは2人と別れワタポがいる病院へ向かった。
街を燃やしていた火は綺麗に消え乾いた空気が漂うバリアリバル。
突然わたしの頬をパチッと何かが刺すような痛み、静電気の様な破裂が襲うも、そんなもの無視してただ走った。
無事でよかったよ。
ワタポ。
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