題名に俺TUEEE!とあるのに、主人公が強すぎない

 勿論主人公は強いには強いしどんなキャラクターよりも強いんですけど、その主人公の強さを上回る敵がジャンジャカ出てきます。主人公はそのたんびに強敵を倒す準備をします。その用意周到さと慎重さは、パーティメンバーには無論、女神にさえも病気だと言われる始末です。
 でもその慎重さが功を奏し、多少の犠牲(剣や女神の毛とか毛とか毛とか)を払いつつ、主人公は見事救世難度Sの異世界を攻略します。
 私は最後の章まで読んだのですが、特にこの主人公が慎重過ぎる所や、女神が邪険にされすぎている所が面白いなと感じました。神と人間。本来は神は与え、人間は搾取される側なのに、この作品では神は与え搾取される側、そして人間である主人公は与えられ搾取されない側と化しています。すごい(小並感)
 この様に搾取される側なのに搾取されなかったり、自分より上である女神を邪険に扱ったり、ナントカの村を村人ごと焼き払う等常軌を逸した(女神風に言えば頭がおかしい、病気な)行動を取る主人公ですが、そんな病気な主人公にも一応優しさの欠片はあります。パーティメンバーを失わない様に行動したり、女神を気づかうような言動をしたり。こんなのどこが優しいんだよとか村を燃やしたりするやつが優しくなんかないだろ!とか主人公に吐き気がするから優しいなんて思うなんて無理という方やアニメから入って現状主人公に好感を抱かない人も、原作を最後まで見れば変わるはず!
 さあ、原作を読む(異世界に旅立つ)準備ができましたか?
 私は無論――
 

 レディ・パーフェクトリー!