明日の予定

第1話 見えぬ出口

私は、普通の女の子だった。

元気に遊び回ってたまに友達と喧嘩したり、恋に悩んだり、甘い物が好きで、勉強は嫌いで。

自分が今こうして部屋に閉じ籠ってる日々が自分でも信じられない。

私は病気なのか、病院には行ってないからわからない。

気がつけば22歳。

私が思い描いていた22歳は仕事に燃えてキラキラしてて、彼氏や友達と休日は会って愚痴を聞いてもらったりしながらも毎日が楽しくて…。そんな日々。

今はどうだろう？

真逆の現実に涙が止まらず、誰を恨めばいいのか。

自分がしっかりしていないからと責める。

友達も年々減っていって、恋愛どころかこんな無職の引きこもりを好きになってくれる男性なんているはずもなく。

毎日押し寄せる不安と生きていく希望も楽しみも何もない。

寝る前は必ず思い出す。

歯車が狂い始めた日。

私が壊れていったあの日。