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第5話 連れてって！
女性入居者S様、車椅子をご利用です。
お手洗いに行きたいとの事でお連れし、便座に座わらせて差し上げ、少し離れて待ちました。
S様
「すみませーん！」
私
「はいは〜い！」⇦側に近づき
「終わった？」
「オシッコしたい！」
「していいですよ〜」
「お便所つれてって！」
「‥‥‥。Sさん、ここはどこ？」
「うん、お便所！」
「正解！だから、オシッコしていいのよ！」
「していいのか？」
「もちろん！」
「じゃあ、オシッコしたいから連れてって！」
「‥‥。こ〜こ〜は〜！ど〜こ〜で〜」
「もっちゃうからお便所連れてって！」⇦人の話は聞いてない
「悪いけど、これ以上お便所にはつれていけません！」
「じゃあ、どうすればいい？」
「ここでするしかないわね！」
「うん」
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