20話


前までとは違う理由で悠人くんとは会いたくなくて何気に避けていた


12時になって麻里が迎えに来た


「行って来ます」と一言言って家を出る


「久しぶり!」

日に焼けてちょっと黒くなった麻里がいつもと変わらない笑顔でそう言った


「久しぶりだね!なんか焼けた??」


私がそう聞くと「そうなの!この前日焼け止め塗り忘れてね!もう最悪」


だから日焼け止めを持ち歩くようにした!

と日焼け止めを見せてくる麻里は

素直に可愛いと思った


2人で2駅向こうのデパートまで来た


水着ショップを探す


2人で適当にブラブラ歩いてると可愛い水着が沢山あるお店を見つける


「あそこいこ!」


私がそのお店を指差して言うと

「わ!かわいいー!」

と麻里が走ってそのお店の中に入っていく


「どれにしようか迷うー!」

麻里が楽しそうに水着を見ながらそう言った


私はマネキンの肩に人気No. 1というポップが書いてあったパステルカラーのグラデーションのフリルのついたバンドゥタイプのやつに決めた


「あ!そうだ!悠人に聞こっと」

そう言って麻里は候補の水着の写真を取り始める

素早く文字を打って送信した


悠人くんから返信が来るまで待つ間私は先に会計を済ませた


私が戻ってきたときに丁度返信が来たみたいで

麻里がスマホを見ながら「よし!これ買おう」と言って上下白で下がスカートになってるシンプルな水着を手に取った


「買ってくるね!」

麻里は笑顔でレジに向かう


へー悠人くんはあーゆーのがいいんだ…


「お待たせ!行こっか!」

小走りで私の方に来る麻里に頷いて店を出た


その後はご飯食べたり、ビーチサンダル見たり

プリ撮ったりして17時に解散した




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