熱力学 その1

なぜ伸びた。お世辞にも分かりやすいとは言えないはずなのですが。

そして今更気付きました。

ネタを見つけられなかったのは作者の落ち度だよなオラァ!ということで、感想欄実装まではレビューにリクエストを書かれても因果が捻じ曲げられてなかったことになります。あと筆がカメさんより遅いのもあります。


さてさてとりあえず今まで把握している分は書きますけど、テスラコイルをご所望の方、自分電気には弱いので(特に回路系)解説は無理ですごめんなさい。むしろあなたの方が詳しいんじゃないですかね?

そしてクーロン力で銃弾曲げの方。これは理論上できます。

静電気は反発もしくは引張り合いの方向に力を及ぼすので、二つの場合について考えます。

銃弾と「曲げ装置」の電荷の正負が逆の場合引張り合うので、「楕円軌道」を描きケプラーの法則の、つまり惑星の軌道と同じような動きをするはずです。

逆に電荷の符号が同じ場合は反発し合うので、銃弾は

x^2/a−y^2/b=c

の形を持つ「双曲線関数」の様な軌道を描いて曲がるはずです。どちらの場合でもどうやって高速で飛来する銃弾に帯電させるかという話になりますが、理論上は出来るということで。

情弱で画像の載せ方など知らないのでグラフの形はwiki先生にご教授願ってください。



◇熱力学編に入る


熱力学的に間違った表現ってあまりないんですよね……書ける人が少ないので。


熱力学は基本的に自動車のエンジン、航空機のエンジン、発電機など、様々な熱エネルギーを運動、電気エネルギーなどに変換する装置、すなわち原動機の基礎理論として用いられています。

これがなければ現代社会は成り立ちません。現状では、持て囃されている水素自動車なんかよりよっぽど大事な技術です。

なにしろ水素を作るためのエネルギー源の話なんですから。

もちろん水素の有効利用は将来的に見てとっっっっても大事な技術だと思います。今から研究しはじめても決して早くない。


ちなみに水素水はペットボトルや薄いアルミで包むなど売り方が問題なだけで論文はあります(はず)から一応信憑性はあったりするんですが、売り方が良くないですね。あこぎな商売ですよあれは。なので僕は例え本当に体にいいとしても、飲むなら自分で作ります。

あとこんなエッセイ書いといて何ですが現代科学はそこまで信奉するほど万能ではないものなのでエセ科学や迷信と言われていたものを見直すきっかけをくれた水素水には感謝しています。買わないけど。友達が水素水は単純に美味しいって言ってました。

僕は水道水を濾過して煮沸して飲みます。


おっと脱線した。トー○スの脱線回よりひでえや。


【タイムリープ】

作者だって提言みたいなことしたいのです。悪例とか言って否定するだけの人生は終わりです。

このエッセイが現代ジャンルやSFに向けてだけのものだと思ったら大間違い。ファンタジーでも通用するということを頑張ってみせてやるぞいぞいってなによwwwwwww


熱力学第二法則の派生?のうち一つにこのようなものがあります。

「エントロピー増大の法則」

どこぞの魔法少女アニメで聞いたような法則ですね。

エントロピーは熱力学ではSの記号で表されて、Q/T(Qは系が授受する熱量、Tは熱源の温度です)で表されます。知ったこっちゃねえ!というあなた、こんなの機械系か理学部の人しか使わないので正しいです。

(詳しい人から見ると熱機関やら統計力学やらのエントロピーの定義がごっちゃになっています、ご注意)


世の中のすべての現象はある方向へ向かって進みます。

それは「周囲の環境と同じになろうとする方向」です。そしてエントロピーが増大しています。

例えばお湯の入ったコップ。

放置しているとお湯は周囲の空気によりだんだんと冷めてきます。そして終わりには室温と同じ温度になります。さらに部屋が広い場合、最後には中の水も空気中に拡散して部屋の空気は一様な湿度になるでしょう。


他には海の中に流れた真水。

初めは海水と真水は区別できるでしょう。ですが次第に混ざって、最終的には濃度が同じになり区別できなくなります。


熱機関で取り出した例えば車の運動エネルギーでさえ、周りとの速度差や信号、または歩行者や自転車、あとは猫により地面やブレーキ板での摩擦、または空気抵抗で次第に全て熱エネルギーに変わって行きます。


これがエントロピーの増大です。基本的に「発熱」や「二つの物のエネルギー(状態)の差が減少する」とエントロピーは増大すると言われています。そして重ねて言うことになりますが、時間経過により、エントロピーは現実世界での現象の99割で増大していきます。増大していない例はほとんどありません。


さてタイムリープで時間を戻すと、そういったエントロピーの増大による不可逆的な現象というものが全て元に戻るわけですが、ここで考えてみたいものが。


それはエアコンです。エアコンをつけるとモーターが回って部屋の中の熱を外に捨てることができます。

それにより時間がたつと内部と外部の温度差は大きくなって(=中が涼しくなって)

、快適な部屋の中でお買い物などの様々なアクティビティができるというわけです。


大変です。パッと見エントロピーが減少しています。

エントロピー増大の法則に反しています! ほうそくが みだれる!


・・・まあ実際は「全体を見ると」エントロピーは増大しているわけなんですけど。

エアコンは内部の冷媒を圧縮、膨張させることで温度を調整して、部屋の中から熱を受け取り、大気中に熱を捨てる装置です。その駆動にはモーターを使っているので当然エネルギーが必要です。モーターや冷媒の摩擦などにより熱が発生してエントロピーが増大しているというわけなんですね。


ちなみにエアコンの駆動において摩擦などの損失が無い場合、その装置は第二種永久機関と呼ばれます。簡単に言えばエントロピー増大の法則に反した装置です。不可能だとは言われていますが、完成すればいいですね。


それで結局のところ何を言いたいのかというと。

「他に影響を残さずにエントロピーを減少させることはできない」

ということを言いたかったのです。

「エントロピーを減少させるにはそれ相応分(イコールではない)どこかのエントロピーを増大させなければならない」

とも言うことが出来ます。


もう分かった空気の読めすぎる方もいるかも分かりませんが、タイムリープにより時間が戻る過程では割れたカップや死んだ人、はたまた戻った間に流れた水、太陽のエネルギー減少、かまどの火の発熱など、有りとあらゆるエントロピーが減少する訳です。


では、それに応じる分だけ「どこかのエントロピーが増大しなくてはいけない」のではないでしょうか?


例えば異世界モノなら、元の世界の時間が進むとか……ですかね? 後は……世界全体の魔力エネルギーが熱か何かに変わって減ってしまう、とか。

SFなら主人公がいる太陽系だけ時間が戻り、他の宇宙全体では時間が進んでいるとか。

戻った時間の二倍分だけ自分のテロメアが減るとかも良いんじゃないですかね!

後は戻ってまで助けたいヒロインの時間だけが進むとか!


まあ現状物理学もそこまでの域に達してないのでこの理論が正しいとは言いきれないです。

でも某○・○・○が出てくるラノベ見てたら思い付いたので書いたら書けたということですdisってないよ! 考察とかじゃないよ! とにかく熱の話題は少なかったので良かったです。


さて、好き勝手言ったところで、終わり! 以上、解散!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る