「超ズボラ勉強法」の極意・その3の7 説明と補足




 さて、3回の繰り返しを終えたら1セット終了です。そのまま次の問題に移りましょう。やり方は今までと同じです。15分を目安に時間を決めて、1回目は例題を見ながら、2回目、3回目は本番のつもりで次の問題を繰り返しましょう。


 あとは同じように先へと進めてもらうわけですが、それでは3回繰り返した問題についてはどうするのか。もちろん、その後も繰り返してもらいます。


 その繰り返す時期についてですが、まずは3日後にもう一度解き直しましょう。皆さんは毎回問題を解く前にはそのページに解いた日の日付を書きこんでいますので、それを見て解き直しをしましょう。

 3日後に解き直す際には、以前書きこんだ日付の隣に今日の日付を書きこみます。書きこんだら、タイマーをセットして本番のつもりで取り組みましょう。すでに3回の繰り返しを終えているので、ほとんどの問題はサクサク解けるはずです。


 3日後というのは、記憶の定着度合いを確認するには最適な時期です。もしも記憶があいまいだったならばとっくに忘れてしまっているでしょうし、しっかりと記憶に定着しているならば問題なく解けるはずです。さらなる記憶の強化にもつながるでしょう。

 もし間違えた問題やわからない問題、解き方を忘れた問題があったら、その問題には目立つようにはっきりと印をつけてください。その問題こそが、前回の記憶や理解があいまいだった、あなたが本当に繰り返さなければならない問題なのです。そういう問題には、しっかりと苦手マークをつけていきましょう。


 そのようにして復習を繰り返していくと、やがて苦手マークがたまってくるはずです。ある程度たまったら、休日などの時間に余裕がある時に苦手マークのついた問題だけをまとめて復習してみてください。

 もし何度も間違えるようであれば、その問題を含む単元の理解があいまいな可能性があります。その単元に戻ってまた復習してみましょう。苦手マークがたまってくると、こんな風に弱点分野の発見にも活用することが可能ですので、ぜひ定期的に苦手マークの問題を復習する癖をつけていってください。

 目安としては、月に1回、可能であれば週に1回は苦手マークの復習を行うようにしましょう。


 このように学習していくことで、普段は3回の繰り返しをベースに問題集を進めながら、同時に苦手マークのついた問題を解いて弱点分野や忘れ気味な分野を発見することができます。忘れ気味な分野については、完全に忘れてしまう前にすぐに復習すれば、またしばらくの間は記憶を定着させることができます。

 これを繰り返すことによって、だんだんと知識や技術が蓄積され、成績も向上していくのです。



 以上、ここまでが「超ズボラ勉強法」のメインの勉強法、3つの極意になります。皆さんは今すぐにこの「超ズボラ勉強法」に沿った学習へとシフトし、確実に基礎基本を身につけていってください。この通りに学習を続ければ、必ず成績は向上します。


 この後はいくつかの補足を加え、いったん「超ズボラ勉強法」のまとめを行いたいと思います。どうぞお楽しみに。




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