第20話 まとめ (後)

 

     ダニエル書まとめ


 紀元前六世紀後半、バビロン捕囚の終わり頃、キリスト教の構想を練り始めていたガブリエルは、アラム語でダニエルに救世主の登場時期と活躍の舞台第四の獣について啓示を下した。


 紀元前二世紀後半、第三の獣の分身セレウコス朝シリアの悪王アンティオコス四世は、エルサレム神殿に異教の神を祭った。ガブリエルは、彼を参考に救世主の敵を登場させるプランを思いつき、ダニエル書を修正することにした。


 そのついでに実際の史実をダニエル書に記し、預言書としての信用を高め、さらにキリスト教が紀元前六世紀の思いつきであることがばれないように、ダニエルの活躍時期を前にずらそうとした。

 ダニエルは新バビロニアのネブカドネザルに仕えることになり、話を盛りすぎて、ヘブライ語もわからない凡人は空前の大天才となった。一方、適当に王の名前を並び替えたせいで、ダレイオス一世が誰だかわからなくなった。


 第四の獣ローマの成長は遅く、神殿再建から490年後に予定されていた救世主による救済を70年ほど後ろにずらし、城壁工事命令を起点とすることに変更した。

 ダニエルはヘブライ語がわからなかったが、修正者はアラム語が苦手で、ダニエル書の修正はヘブライ語で行われた。ところが、アラム語の会話部分から修正者が張り切り出し、アラム語とヘブライ語が不自然に混在することになった。


 修正時期には、まだアンティオコスは健在だった。ガブリエルは、彼をミカエルの幻が太陽熱で滅ぼすプランを立てた。だが、予定時期の直前にアンティオコスは急死した。


 紀元三十年ごろ、イエスを部下の天使に任せ、ローマでカリグラを見守っていたガブリエルは、救世主計画の失敗報告を受けた。それでもあきらめきれず、ダニエルとイエスの預言に合わせて、エルサレム神殿にカリグラの像を建てさせようとした。しかし、イエス本人はすでに亡くなり、昇天時期も異なるため、直前になって計画を破棄し、元老院に働きかけ、カリグラを暗殺させた。


 福音書記者マルコは、ダニエル預言とイエスの終末預言が外れたことに気づいたが、得体の知れない存在に監視されていると感じていたので、はっきりとそのことを記さず、関連箇所に「読者よ、悟れ」とだけ記した。聖書最高の賢者はソロモンでもダニエルでもなく、信仰心が薄いと批判されるマルコだった。


 手を加えすぎたせいと救世主計画の失敗もあって、なにがなんだかわからなくなったダニエル書は、直接関係のない黙示録と結び付けられ、近未来に起こる終末予言とされ、後世のオカルトライターの飯の種となった。




      救世主劇の顛末


① イエス、弟子に復活を明かす。

② イエス、民衆にパンをねだられ、出せずに言い訳する。

③ ②が原因で、弟子の一部、イエスのもとを去る。

④ イエスのもとを離れた弟子たち、復活計画を言いふらす。

⑤ ユダヤ教の祭司長ら、復活計画を知る。

⑥ ユダ、祭司長らにイエスの引き渡しを提案するが、疑われる。

⑦ ユダを疑う祭司長ら、イエスを弟子達の前で自ら逮捕するとユダに伝える。

⑧ ⑦の条件では替え玉を使えず、イエス本人を敵に渡す。

⑨ 連行途中、替え玉とすり替えを図るが失敗。替え玉、裸で逃げる。

⑩ イエス、十字架にかかり、神の裏切りを非難する。

⑪ 替え玉、復活後のイエスを演じることを拒絶。

⑫ 天使の一人、替え玉の説得に失敗。あきらめて墓に戻る。

⑬ マグダラのマリア、一人で墓に行く(二度目)。

⑭ 天使の一人、替え玉に姿を変え、イエスの振りをして成功する。

⑮ 天使、⑭を替え玉に話す。替え玉、イエス役を引き受ける。

⑯ 替え玉、他の弟子達に接触。パンをちぎり、魚を食べてみせる。

⑰ 天使、替え玉が台詞丸暗記でアドリブが利かないことを危惧する。

⑱ 復活後四十日、天使の一人、弟子達の前で替え玉の姿で昇天。

⑲ ⑱の直後、二人の天使、弟子達にイエスの再臨を予告する。

⑳ マグダラのマリア、替え玉の子を宿し、聖杯伝説としてダビンチに伝わる。

 


      

        外れた終末予言一覧


 ゾロアスター教の終末観は、ガブリエルに影響を与え、それは特に黙示録に顕著に現れている。黙示録が救世主計画の再挑戦宣言だと気づかない人間たちは、様々な終末解釈を試み、無惨に散っていった。そのごく一部を紹介してみる。


[西暦]   [提唱者]        [備考]

38    ダニエル(ガブリエル) 救世主が昇天。終末の開始

41~42 ダニエル(ガブリエル) 荒らす者の像が神殿に建つ。惜しくも外れる。

45    ダニエル(ガブリエル) 救世主が再臨、世界を救済する。

999   キリスト教徒      ミレニアム(千年期)の終わり

1033  キリスト教徒      キリストの死から千年

1524  占星術師        大洪水。予言を信じ、多くの人が避難した。

1688  ネイピア         最後の審判

1843  ウィリアム・ミラー   ダニエル書、エズラ書より解釈

1899  ニュートン        他にも2060年など複数の候補年がある。

1944  ニュートン        第二候補

1954  サナンダ(宇宙人)   大洪水      

1999  五島勉          人類滅亡。ノストラダムスの詩より解釈

2000  五島勉          イエス再臨。ノストラダムスの詩より解釈

2012  マヤ文明         この年にカレンダーが終わっている。

2013  ラスプーチン       大虐殺

2017  五島勉          ハルマゲドン。ダニエル書より解釈。




     一神教総まとめ


 ウルの商人アーザル(聖書ではテラという都市名)は、エジプトとメソポタミアの中継交易という長年の夢を実現すべく、息子アブラハムを連れてカナンを目指した。息子夫婦には子供がいないので、後継者として孫のロトも連れていった。


 アーザルは途中のハランで亡くなった。だが、アブラハムはカナンに向かおうとしない。アーザルの霊は神を名乗り、アブラハムをカナンに連れ出した。ロトはアブラハムと離れたが、アブラハムと下女との間にイシュマエルという子供ができ、後継者に決まった。

 しかし、アブラハムが取引先を接待したとき、夫婦の間の正式な子供を後継者にするとアーザルは決めた。アーザルは、ロトと娘との間に子供をもうけさせ、それをイサクとしてアブラハム夫婦の養子とした。


 アーザルはイサクの子供ヤコブをイスラエルと改名させ、ヤコブ一家はエジプトに移住した。ヤコブの子孫イスラエル人は増え続け、アーザル一人では面倒みきれなくなった。アーザルは六名のイスラエル人の霊を天使として迎え、自分の部下に加えた。

 エジプトでは、思いのままに幻を描きだす魔法が伝えられていた。天使の一人ガブリエルは、それを学び、究極の幻術使いとなった。


 イスラエル民族はエジプトで虐げられていた。モーセはエジプト人を殺害し、それをガブリエルが目撃した。ガブリエルはシナイ半島までモーセについていき、彼を出エジプトのリーダーにするよう、アーザルに推奨した。


 アーザルはシナイ半島にでかけ、モーセと会った。そのときモーセが名前を聞いたので、「私はある」と口をすべらせ、そのことを気にかけていた。次にエジプトで会ったとき、アーザルはヤハウェと名乗るも、その名前も気にいらず、みだりに唱えてはいけない決まりになった。これが原因でアーザルはモーセを嫌うことになる。


 ガブリエルはモーセに付き添い、モーセは魔術対決に勝利する。さらに、ガブリエルと他の天使たちにより、エジプト中に蛙や稲妻の幻が描き出される。ファラオはイスラエルのカナン行きをしぶしぶ認めた。


 しかし、アーザルはモーセへの嫌がらせに、わざとカナン入りを遅らせた。エジプト軍をアカバ湾付近におびき寄せ、ガブリエルは陸上に海の幻を描き出し、エジプト軍はアカバ湾の藻くずとなった。


 モーセの義父が民族のルールを決めるよう進言したので、シナイ山で十戒が開催された。アーザルはヤハウェと呼ばれずにすむよう、自分の他に神はいないと決めた。アーザルが麓で民とすごしている間、ガブリエルは山の上でモーセに律法を授けるが、文盲のモーセには重要な十の戒律だけ語らせ、残りは自分がモーセに化けて民に説明した。


 モーセが亡くなって、イスラエルはようやくカナンに入ることができた。アーザルは以前からの住民を皆殺しにするよう命じ、モーセの後継者ヨシュアは聖絶を実行した。アーザルはヨシュアを気に入り、モーセ五書のもととなるアブラハムの子孫の物語をヨシュアに聞かせた。後にガブリエルは、大洪水など中東に伝わる伝説を冒頭に付け加え、創造主の物語聖書は続いていく。


 カナンに移住しイスラエルは、主に対し自らの王を持つことを要求する。天使たちは反対したが、民の熱意に負けて、初代サウル王が誕生する。サウルが王になった理由は、背が高く目立ったからだった。


 サウルの後継者ダビデは、サウルの血縁ではない。天使たちはサウルが気にいらず、容姿の優れたダビデを王に決めた。イスラエル繁栄の手応えを感じていたアーザルはダビデに人口調査を命じ、その結果に満足する。そのとき、長年仕えた部下の天使たちをさげすむ発言があったのだろう。ガブリエルはアーザルに反乱を起こし、アーザルは降参した。


 ダビデの息子ソロモンの頃、イスラエルは繁栄のピークを迎えた。今後の方針について、天使たちの意見は二つに分かれた。アーザルは繁栄維持、ガブリエルと先輩ミカエルは、没落させた後、主の栄光のもと再び栄えることを主張。天界大戦争が勃発する。

 アーザルと二人の天使(ハールートとマールート)は、ガブリエルの魔術の前に屈し、堕天使として追放される。さらに神であり主であるアーザルは悪魔にされた。こうしてミカエルが天使長となり、イスラエルは没落してゆく。


 ソロモンの死後、イスラエルは南北に分断される。返り咲きを図るアーザル一派は、北イスラエルに神の人を派遣するが、ミカエル派の老預言者により計画は阻止された。

 災いの後、主の栄光により南北統合という方針が固まる。まず、千年以上の歴史を誇るアッシリアを強大化させ、北イスラエルを滅ぼす。南ユダの首都エルサレムがアッシリア軍に包囲され、滅亡寸前のとき、ガブリエルは軍隊の幻を描き出し、アッシリア軍は同士討ちで壊滅する。


 ガブリエルは、主に逆らったアッシリアを新バビロニアに滅ぼさせ、その新バビロニアにより、南ユダはバビロン捕囚という苦難を受ける。ガブリエルは南ユダを助けるため、ペルシャの王に新バビロニアを滅ぼすことを命じに、ペルシャに向かう。


 ペルシャを訪れたガブリエルは、ゾロアスター教を知り、神の計画は変更される。

 新バビロニアが滅びた後、ペルシャの西にあるリディア(マゴグのゴグ)が台頭し、ペルシャはそのリディアとともに、イスラエルに攻め込み、主の栄光で両国は倒される予定だった。しかし、計画変更で、ペルシャのキュロス王はイスラエルを救うメシアとされた。


 ガブリエルは、究極の世界帝国第四の獣に、ゾロアスターの神ミトラを思わせる救世主インマヌエルが出現し、皇帝の前で奇跡を起こし、全人類が一斉に主の教えに従う、新神の計画ミュステリオンを考え出していたのだ。


 新計画に従い、ペルシャはマケドニアにより滅ぶ。そのマケドニアも分裂し、そのひとつシリアにとんでもない悪王が出現する。顕神王アンティオコス四世エピファネスは、エルサレム神殿を荒らし、偶像を祀り、豚を供えた。ガブリエルは彼を太陽熱で滅ぼすプランを立て、新計画の預言書ダニエル書をかなり雑に、しかも都合良く改竄した。


 しかし、悪王は急死、ダニエル書BC二世紀バージョンはたった数年で外れてしまった。それでもガブリエルはダニエル書のプランを遂行していく。予定より成長の遅れた第四の獣ローマは地中海を取り囲み、ユリウス氏族のカエサルの血縁を王として登場させた。ガブリエルはダビデの街ベツレヘムで、インマヌエルの母親に啓示を授け、予備として数名の救世主候補にも同じことをした。


 ガブリエルは、インマヌエルたちをラファエルとウリエル(アズラエルかもしれない)に任せ、自身はローマでアンチキリストとなる三代皇帝カリグラの登場を準備していた。インマヌエルでは救世主は無理との報告を受け、ナザレのイエスをキリストに選んだ。


 イエスは天使に言われるまま、洗礼者ヨハネのもとへ出向き、伝道を始める。ロバに乗ってエルサレムに入城し、説教をしていくと、当然、ユダヤの祭司長たちと敵対することになる。


 イエスの忠実な部下イスカリオテのユダは、祭司長たちにイエスの身柄を引き渡すことを提案する。もちろん、本人ではなく替え玉だ。しかし、イエスが死後復活すると弟子にうち明けていたという情報をつかんでいた敵方は、替え玉を渡されないよう、他の弟子たちのいるところで、自分たちで捕まえると主張した。ユダはそれでも問題ないと判断し、その条件を受け入れる。


 現場の二人の天使は、これで動揺する。しかたなく、イエス本人を捕まえさせ、連行中に替え玉とすり替える作戦に変えた。それには暗くて誰もが眠い深夜遅くのほうがいい。しかし、替え玉は怪しまれ、服を捕まれたので、脱ぎ捨てて逃げ去った。

 気落ちしたイエスは、尋問中ほとんど口を開かなかった。天使は、替え玉に復活したイエスを演じさせることに決めた。


 イエスの処刑後、天使は墓を見張る番兵に、彼らが地獄で苦しむ光景を見せつけ、あるいは上官からの命令などと嘘を吐き、遺体を外に運ばせる。ところが、替え玉はイエス役を引き受けない。天使の一人が説得に失敗して墓に戻ると、マグダラのマリアがやってきた。


 天使は替え玉に化け、イエスの振りをして、マリアは相手がイエスだと信じ込んだ。これで替え玉はイエス役を引き受ける。ところが、演技経験のない替え玉はミス連発。このままではイエスでないことが弟子たちにばれると判断した天使は、オリベト山に弟子たちを集め、そこで替え玉の姿で説教し、昇天した。その直後、二人の天使はイエスの再臨を弟子たちに予告した。


 それから、現場の天使はローマに向かい、ガブリエルに失敗を報告するが、イエス本人が死んだとは言わなかった。本来は、イエス本人がローマまで十二使徒を引き連れ、綺麗に改装した大広場で群衆と皇帝の見守る中、昇天する予定だった。ガブリエルは、十二使徒の中から二人を選び、ローマまで伝道させる計画を立てる。


 その頃弟子たちは、福音書記者マルコの家に集まって、話し合いをしていた。そこにガブリエルがやってきて、イエスの姿をとり、ペテロとヤコブを呼んだ。二人に天国を見せたが、ヤコブの反応が気に入らなかった。


 そこで、ギリシャ語のできるステファノに伝道させることにした。ところが、ステファノは群衆に殺害される。次の候補ダマスコの信者を訪れる途中、迫害者パウロに遭遇。目を見えなくする嫌がらせを受けたパウロは、視力が回復すると大感激し、ガブリエルは彼を伝道者に決めた。


 イエスが生きていれば、AD38年に昇天して、45年に再臨するはずだった。その中間に、荒らす者アンチキリスト第三代皇帝カリグラが、エルサレムに憎むべき者を建てることになっていた。


 それが、イエスの死によって、アンチキリストとしてのカリグラの立場は微妙なものになった。ガブリエルはダニエル預言に合わせて、彼に自分の像を神殿に建立するように命じたが、結局、カリグラは用済みになった。


 パウロとペテロは、それぞれ天使に付き添われローマまで伝道の旅を行い、ガブリエルは、パウロの設立した小アジアの教会を抜き打ちチェックした。ローマに戻る途中、パトモス島に寄り、教会への連絡をそこにいたヨハネに委ねることにした。そのついでに、救世主計画のやり直しをほのめかしたが、ホラー色が強すぎて、何が言いたいのかわからない、ミステリアスなものになった。


 ローマに戻ったガブリエルは、四代皇帝を暗殺し、幼いネロを皇帝にすえた。役目はカリグラに代わるアンチキリストだ。しかし、カリグラのときと同様に、いざ実行となると躊躇し、黙示録計画は破棄された。それでも、順調に布教は進んでいたので問題ない。


 問題がないと言ったが、ひとつあった。ミトラ教のローマ進出だ。大迫害に危機感を抱いたガブリエルは、ミトラ教の信者コンスタンティヌス一世の戦いに加担し、キリスト教を公認させた。


 当初の予定とはかなりずれたが、役目の終わった第四の獣は滅び、ローマ教会の権威は絶大なものになった。大教皇グレゴリウスは大改革を成し遂げたが、それはガブリエルの意に添わぬものだった。ところが、ラファエルとウリエルは教皇の味方をし、天使集団は分裂した。


 こうなったらキリスト教ごと滅ぼす。ガブリエルはメッカに向かい、そこで調査をし、ムハンマドを預言者に選んだ。教義はキリスト教の反省をふまえたもので、ムハンマドは崇拝されないように絵にすることを禁じられた。奇跡も極力控えたが、ムハンマドの心が折れそうになったとき、エルサレムと天国の光景を彼に見せた。


 ムハンマドは迫害され、メディナに逃亡した。しばらくして帰ってくるとふんでいたガブリエルは、八年後に衝撃を受ける。なんと自分が目を離した隙に、ムハンマドは勝手に啓示を作り出していたのだ。

 しかし、これは仕方のない面もある。メディナで啓示が途絶えて、信者たちが動揺し、イスラム共同体が崩壊寸前に陥ったのだ。風紀の乱れを嫌う商人ムハンマドは、金の貸し借りにおける注意や女性は髪を隠すことなど、事細かに信者の生活を規制した。ムハンマドは自らを最後の預言者に決めていたので、神の計画は終了した。

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