弟と、兄と
自分でも、割と友達は作れる方だと思うし、クラスでも部活の付き合いでも、先輩でも後輩でも先生でも、男女問わず、それなりのコミュニケーションは取れる自信はある。
実際、仲のいい友達には『マジで使い分け上手いよねえ』と妙に感心した風に言われることもあるし、いわゆる外面がいいってやつなのかな、と、自戒を込めて考えてみたりもするんだけど、それでも、初対面の人とこういう事態になることは、非常に珍しいわけで。
「悪い、このへんでケーキ屋って知ってるか?」
「ごめん、喫茶店と洋食屋さんしか行ったことないです。っていうか、全然知らないで誘ったの?」
住宅地の中の、ところどころに電柱がはみ出しているような、一方通行の狭い道。
端っこに白線が引かれただけの、その上をなんとなく伝うように歩きながら、あたしは、少し先を行く、あの人と良く似た背中に、唐突に飛んできた質問の答えを投げ返した。
と、ゆっくりめに歩いていた、身長に見合った感じの結構長い足が、ぴたりと止まって。
手にしたグリーンのスマホを何やら操作しながら、ああ、と『弟さん』は頷いた。
「なんとなく、思いついたことを言っただけだから。ちょっと歩いても大丈夫か?」
「うん。その方がいい」
短い返事に、思わず本音を混ぜてしまって、内心でちょっと焦る。けど、弟さんは全然気にした様子もなくて、そうか、と簡単に応じて、スマホの画面を見せてくれた。
マップには、ある地点に赤いピンが立てられていて、そこから出ている吹き出しには、店名と小さな画像が表示されている。肝心のケーキが良く見えないな、と思っていたら、添えられていた長い指がタイミングよく動いて、ぱっと画面が切り替わる。
「あ、ありがとう。なんだか凄く美味しそうだし、いいと思うよ」
硝子で覆われた三段のショーケースに並ぶ、色とりどりの華やかなケーキやパイに目を引かれながらそう言うと、弟さんは今度は軽く頷いただけで、先に立ってまた歩き始めた。
その後を二歩ほど離れてついていきながら、まるで今の空みたいな、青に白の細いストライプのシャツをぼんやりと見やる。
こうしてみると、肩とか背中の線はいかついというか、ちょっと違う感じかもしれない。雰囲気も、人を身構えさせるようなところもなくて、ゆるい、っていうのか。
「……見た目は凄く似てるのに、なんか変な感じ」
そうぽつりと口にしてしまってから、一瞬やばい、と思ったけど、さっきと変わらない淡々とした調子の声が、すぐさま返ってきた。
「兄弟だからって、まるきり一緒ってのも妙なもんだろ」
「そうだけど。なんていうか、あの人と全然違うから」
「よく言われる」
気を悪くした様子もなく、あっさりと認めた弟さんは、相変わらず振り向かないままで、静かに問いを投げてきた。
「兄貴のこと、嫌いか?」
……不意打ちとか、そういう問題じゃないよね、これ。
心の中でぐるぐるしていたものを直撃するようなことを言われて、避ける間もなくて、気が付くと、ひとりでに唇が動いていた。
「むかつく。すっごく憎たらしい」
今、たぶん凄く嫌な顔してるんだろうなあ、って思いながら、感情のままに吐き出してしまうと、これ以上余計なものが零れてしまわないように、ぎゅっと唇を結ぶ。
反射的に足を止めて、アスファルトの濃い色に視線を落としていると、先を行く足音が止まって、それから、その上に伸びていた長い影が、振り返るように動くのが見えて。
「……正直だな」
どこか呆れたような響きの声音に、むっとして顔を上げると、あたしを見下ろしているその表情は、意外にも柔らかく、かすかに笑っていて。
笑い方も違う、と思いながら、気分を害した風でもないのに戸惑って、とっさに言葉も出ないでいると、切れ長の瞳が、何か眩しいものを見たように細められて。
「けど、兄貴が早瀬さんから離れることは、ないと思うんだけどな」
「……そんなの、分かってる」
言い聞かせるとかそんな風でなく、さらりと言われたことが、まともに胸に突き刺さる。
この人の目にさえ、もう分かってるんだ、って、あらためて思い知らされるみたいで。
「お姉ちゃんが、あの人のことほんとに好きなのも、知ってる。だからって、こんなに早く、お姉ちゃんのこと攫って行かなくたっていいのに」
泣き言を零す相手じゃない、って、頭の隅では考えてるのに、止めることも出来なくて、まだ心の中にわだかまって、消えようともしない記憶を、あたしは鮮明に反芻していた。
いけすかない相手だな、っていうのは、最初に顔を合わせた時にもうはっきりしていた。そのくせ、変に考えることは同じで、こうやって膝を突き合わせる羽目になったことも、これ以上絶対にお姉ちゃんを巻き込んだりしないことも、まさに暗黙の了解、って感じで。
同族嫌悪、とかいうやつなのかな、などと思いながら、ベージュの二人掛けのソファにできるだけ姿勢よく座って、あたしは真正面にいる森谷さんをじっと睨み付けた。
「時間掛けると、きっとお姉ちゃんがおろおろしちゃうから、最初に言っとくけど」
早口に切り出したあたしの言葉を受けて、表情を消したような様子の森谷さんは、軽く眉を動かしただけで、黙ったまま次を待っている。
見透かすような視線を向けられて、抱え続けている後ろめたさのせいで、一瞬ひるむ。でも、ここで引き返すわけにはいかないから、あたしは目をそらさないまま、口を開いた。
「嫌なこと言って、ごめんなさい。あれは、卑怯だったし、意地悪だったって思う」
わざとミスリードするように、とっさに浮かんだことを叩きつけて、ショックを受けた顔になったことにも、いい気味だとしか思わなかった。この人が知らないことをあたしは知ってるんだって、とにかく、どうにかして上に立ちたい、っていう苛立ちもあって。
「傷つけるつもりだったし、ちょっとは悩めばいい、って思ったの。だって、思い切りお姉ちゃんを独り占めしてるんだから、って」
うちの家からも遠くなって、でもお姉ちゃんが考えて決めたことだし、仕事だからって寂しくても会うのを我慢していたのに、するりとやってのけているこの人が、妬ましくて。
凄く単純で、だからって割り切れるわけもない感情をストレートに吐き出してしまうと、向かいのソファに浅く掛けたまま、微動だにしない森谷さんに、あらためて目を据えた。
と、軽く開いた膝の上に乗せていた、その大きな手が、ぴくりと動いて。
それから、少し顔を俯けて、疲れたような息を漏らすと、薄い唇を歪ませた。
「君が謝る必要なんか、どこにもないよ。おそらくだけど、相討ちってところだろうし、何より、彼女が心を痛めることになったのは、僕が弱かったせいだから」
「……お父さんから、ちょっとだけ、聞いた」
もちろん、お姉ちゃんがこの人とのやりとりを、詳しく話したわけじゃない、らしい。
けど、里帆が涙声になってた、とだけ言うと、何も返せないでいるあたしの頭を撫でて、落ち着いたら連絡してあげなさい、って、お姉ちゃんに似た言い方で、優しく宥めてきて。
ずっとずっと大事だから、って言われた時の、震える声と重なって、胸が痛くて。
気付けば、軋むほどに握り締めていた拳を、膝の上でそろりとほどいたあたしの耳に、森谷さんの声が届いた。
「僕は、彼女の傍にずっと居続けたいし、常に特別な位置に、望んで置いてもらいたい、そう思っているし、そのためなら努力を惜しまないつもりでいるけど」
まるで当たり前のことのように、そう言い切った彼は、一旦、考えるように間を開けて、
「だからといって、里帆の中の君の位置付けは何一つ変わらないし、踏み荒らすような真似をするつもりもないよ」
「……そう、思うけど」
平静な口調のままで紡がれた言葉が、きっと正しいんだって、分かっていても。
腑に落ちる、っていうところまで行くには、どうしても心が追い付かなくて。
「お姉ちゃんは、変わったと思う。あたしのことで、ってわけじゃなくて」
森谷さんのせいで、って口に出すのは、もの凄くむかつくから、あえてそこは飛ばして、あたしは俯けていた顔を上げると、言葉を継いだ。
「それが嫌なのか、って聞かれると、もやもやするとしか言いようがなくて、なんとか理由を見つけようってするんだけど、ぱちん、ってはまる答えが浮かばないの」
恋をする、っていう感覚を味わったことは、全く、ない。したいな、っていう願望も、まあ、いつかは勝手に沸いてくるのかな、くらいの意識しかなくて。
そんな感じだから、実感できないものは分かりようがないのかなとか、単にその相手が気に食わないせいなのかな、とか考えても、はっきりと確信できることが見えずにいて。
「そのことも、森谷さんのことも、まだ全然納得いってないけど、お姉ちゃんのことは変わらずに好きだし、好かれてるって知ってるから」
今日だって、改札に上がっていった途端、志帆、って大きな声で、呼んでくれて。
泣き出しそうになりながら、ぎゅっと手を握り締めて、良かった、って囁いて。
「だから、とりあえず休戦。また開戦するかどうかは、お互い次第、ってことで」
きっぱりと発した単語とは裏腹に、泣かせたら絶対に承知しないから、って気持ちを、視線に思いっきり込めて、睨み付けて。
我ながら、偉そうなくらいに、わざと顎を上げてそうしていると、森谷さんは、驚いたように目を見張って、それから、短く息を吐いて。
「分かった、構わないよ。それと、あとひとつだけ言っておくけど」
言葉を切って、真っ直ぐに見返してきた瞳が、すっと鋭く細められる。
今までになく強い視線に、負けないんだから、と眉間に渾身の力を込めていると、
「僕の力の及ぶ限り、里帆を大事にする。それだけは違えないって、約束しておくよ」
揺るぎない、っていう形容詞のお手本みたいに、むやみに反論も出来ないような声音で、やけに自信ありげに、薄く笑みを浮かべて。
「……なんか、やっぱりどっかむかつくんだけど」
「だろうね。まあ、根本的な性格まではおいそれと変えられないから、諦めるか流すか、その辺りはどうぞ、お好きなように」
からかうように、でも煽ったりするような感じじゃなくて、どことなく穏やかになった口調で、そんなことを言われて。
微妙に怒りにくいような状況に追い込まれた気がして、複雑な気持ちになったけれど、ついさっきのお姉ちゃんの表情を思い返したあたしは、しぶしぶ小さく頷くしかなかった。
それから、部屋で待機していたお姉ちゃんに電話して、駅前で合流することにして。
慌てて走って来ちゃだめだよ、って言っておいたのに、息が切れるくらいになってて、すっかり涙目なのに、必死でこらえてるのを、二人で競うようになぐさめているうちに、『弟さん』が駅に着く時間になって。
慌てて迎えに行って、一応、自己紹介なんかをして、顔合わせが終わって。
気が付いたらこうやって、この人と一緒に行動することになってるのも、凄く変なのに。
「なんで、そんなこと聞くの。もういい、って思ってたのに」
おさまっていたはずの気持ちを、また逆撫でされたような気がして、八つ当たり気味にあたしは疑問を投げつけてやった。
すると、弟さんは、ためらうように間を置いて。
少しだけ眉を寄せて、なのに変わらない淡々とした態度で、口を開いた。
「なんか、きつそうだったから。あの二人の前じゃ、多分、吐けないだろ」
今度も、まともに急所に命中したような台詞を受けて、あたしは目を見開いた。
駅前で、今日の晩御飯をどうするか、っていう話になって、この人が海老フライ、って、いきなりぼそっと言って。
あたしも好きだから食べたい、ってお姉ちゃんにねだって、いいよ、って笑ってくれて、だけど、次の瞬間、本当に自然にあの人と並んで歩き始めた後ろ姿に、目の前が滲んで。
その光景を思い出した途端に、ぼんやりとしていた答えが、音を立てるみたいに、目の前にひらめいて。
「……だって、もうちょっとだけ、『お姉ちゃん』でいて欲しかったんだもん」
家を離れなくたって、誰かの恋人になって、きっとそのうち、誰かのお嫁さんになって。
ずっと一緒にいられないことなんて、分かってたけど。
たぶん、お姉ちゃんがあの人に向ける心は、この先もずっと破られないだろう約束に、変わらずに守られていくだろうから。
「どんな奴だって、絶対にそう簡単に許してやらない、って思ってたのに、あんなの、何も言えなくなっちゃうじゃない……」
事実上の敗北宣言を、半泣きの情けない声で零してしまうと、溢れそうなものをせめて隠さなくちゃ、と、瞼を閉じて顔を俯ける。
そうして、たぶん、ほんの数瞬の間、沈黙が落ちて。
「……暑いな」
唐突に、『とりあえず話題に困ったら季節か天気いっとけ』みたいな短い言葉のあとに、ぽん、と頭の上に、軽い衝撃が走って。
そのまま、おそるおそる、といった感じで、変に優しい手つきで、撫でられて。
何してんのこの人、という思考は走ったものの、感情に身体はついていかずに、呆然としているうちに、大きな手はすっと離れて行って。
その動きに引かれるように、顔を上げたあたしを見下ろしてきた弟さんは、ほんの少しほっとしたように息を吐いた。
その仕草だけは、ちょっとだけあの人と、似てる気がして。だけど、
「日焼け止め、塗ってるか?」
「……一応、塗ってるけど。なんで?」
この、次の発言の予想のつかなさ加減は、こっちの方が断然上だ、とか思っていると、
「こんなところで、立ちっぱなしで話させたからな。気付かなくて、悪かった」
そう言いながらスマホに目を落とすと、足の長さに見合った歩幅で、ゆっくりと歩みを進め始めて。
お姉ちゃんほど背の高くない(伸びる予定はあるけど)あたしでも、余裕で追いつけるスピードに、今度は横に並んでみると、顔をこちらに向けないまま、声が飛んできた。
「この店、イートインがあるらしいから、ケーキ食っていくか?嫌いじゃないんだろ」
「え、うん、好き。でも、時間とかいいの?だって、明日……」
否応なしに惹かれる提案に揺らいだものの、この人が試験のために上橋端にやってきたことはお姉ちゃんから聞いているし、あたしはといえばもう夏休みだから、対決ついでに遊びに来てやる、くらいの気持ちだったのもあって、要するに、おまけみたいなもので。
そんなことを言ってしまうと、弟さんは、別にいい、とあっさりと返してきて、
「兄貴に泊めてもらうから、貯めてた金浮いたし、気にすんな。それなりの準備はしてきてるし、一日前に今更どうこうしたって何が変わるわけじゃないからな」
そう言って、何やらスマホを操作し始めるのを、大きいのに器用だな、とか思いながら眺めているうちに、いつしか角をひとつ折れて、入った道の真っ直ぐ先に、それらしい、白の壁に緑の蔓が絡んだ建物が見えてきた。
遠目にも分かる、お店の可愛い雰囲気に、期待を込めて眺めていると、
「兄貴に連絡しといた。食ってからでいいけど、早瀬さんにも土産を買っていくから、あとで選んでくれるか?」
「分かった、ありがとう。……あの」
とっさに浮かんだ問いを投げようとして、なんて切り出していいかと詰まっていると、弟さんは、こっちに顔を向けて、尋ねるように見つめてきて。
次を待たれている気配に、気を緩めたあたしは、とりあえずずばりと聞いてみた。
「森谷さんて、真面目?」
「どっちの森谷さんだ?」
「あ、お兄ちゃんの方。信用して、いいよね?お姉ちゃん、幸せにしてくれるよね?」
あれだけ強く言われたけど、納得の材料はあればあるだけ、安心だ。長年傍にいるこの人なら、もっと補強する根拠をくれるんじゃないかって、ふっと思って。
すると、弟さんは少し考えを巡らせてから、表情も変えずに口を開いた。
「俺が代わりに言うのもあれだけど、大丈夫だろ」
飾るでもない普通の調子で、一拍置いて返ってきた言葉は、ごくごく単純で。
疑いもしない、っていう気持ちが、じわりと伝わってくるようで、素直に頷く。と、
「明史」
「……え?」
いきなりの名乗りに、あたしは意味が分からなくて、短く声を上げた。
っていうか、ちょっと前に名前聞いたし、知ってるんだけどなんで、とか考えてると、
「俺の名前。ややこしいから、好きなように区別してくれ」
そう言われて、やっと発言の意図を察したあたしは、そのまま考え込んでしまった。
弟さん、というのもなんか他人行儀で(そもそもまだ他人だけど)失礼な気もするし、でもお姉ちゃんと同じ学年だし、どうしようかな、と悩んだけれど、
「……じゃあ、明史くん」
「さんじゃないのか?」
「なんとなく。だめ?」
「いや。そっちは?」
「志帆、でいいよ。ちゃん付けとか、なんかくすぐったいし」
自分が末っ子、という位置付けだからか、年上の人から呼び捨てで呼ばれるのに慣れているし、変な話だけど、この人にはそっちの方が、しっくりくる気がして。
あたしの答えに、明史くんは軽く頷いて、スマホをパンツのポケットに突っ込むと、
「志帆、な。分かった」
……やっぱり、笑い方、違う。
でも、こっちの方がいい、って、そんな気がして。
ふんわりと楽になるような、不思議な気分にさせてくれるその表情から目を離せずに、あたしは失礼になりかねないくらいに、ずっと、彼の顔を見つめていた。
そうして、勧められるままに、ポットの紅茶と、ケーキを二個もおごってもらって。
お土産のケーキを五個(お姉ちゃんに二個、あたしに二個、森谷さんに一個)選んで、もうかなり日の傾いた、同じ道を並んで歩きながら、あたしは尋ねた。
「そういえば、なんでお姉ちゃんのこと『早瀬さん』なの?」
淡い緑に、輪切りのグレープフルーツのワンポイントが、ころんとプリントされている紙のバッグを慎重に運びながら、さらに続ける。
「別に、里帆さん、とか呼んでも怒らないよ?」
あたしが『志帆』なんだし、それこそ区別もつけやすいだろうし、と思ってそう言うと、明史くんは、そんなことか、というように眉を上げて、
「俺がそんな風に呼んだら、確実に兄貴が妬くだろ」
間髪入れずに返ってきた、簡潔な答えに、あたしは思わず深々と頷きを返して。
それから、今日初めて、自然に笑うことが出来た。
……二人にも、こんな風になっていけるように、ちゃんと、頑張ろう。
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