第174話 日銀の国債買い入れは386兆円

日銀が国債を買い入れている金額は、現在、386兆円だそうです。


日銀は毎月、7兆円の国債を買い入れているそうで、年間80兆円ほどの国債を買い入れているようです。




これは、日銀の買い入れた国債で日本政府の借金を相殺すれば、事実上、それだけ増税したのと同じことになりますが、黒田日銀総裁の政策によって、1042兆円の国の借金のうち、386兆円はすぐにでも相殺することができる準備が整っていることになります。




以前の記事で指摘したように、日銀が政府の借金を負担することは財政ファイナンスと変わらず、事実上の増税であり、国民が知らず知らずのうちに公務員に利権をそれだけ奪われていることになります。


ですが、日本政府が財政破綻するよりは、このまま日銀の国債の受け入れによって借金を返済するとよいと思います。これにより、日本政府は黒田日銀総裁になってから毎年、数十兆円の借金を返済していることになり、十年後には日銀の国債買い入れ額は1000兆円に達し、事実上、借金を返済できることになります。




もちろん、経済に魔法は存在せず、1000兆円の金額だけ公務員や政府関係者が利益を得て、その分、日本の民間市場の景気は1000兆円分冷え込むことになります。




ですが、この道しかない。


日銀の国債買い入れ体制を毎月7兆円をこれからも十年間つづけ、財政ファイナンスによって日本政府の借金を返済することを提案します。


これからの十年間、日本は決して好景気にはならないでしょうが、政府の借金は返せます。


この方法をとれば、消費税を増税する必要もありません。




ただし、歳出と歳入の均衡は早めにとっていただき、政府に頼って経済を運営することは戒めなければ、日本経済は死んでしまいます。




追記。




財政破綻させないために、いろいろな動きをしているみたいだよ、日銀は。

日銀は国債を386兆円買った。これは一時的には財政破綻を避ける効果がある。

あと、日銀は、国債でない別の債権を六百兆円売って、外国債を950兆円もっている。

つまり、日本政府が財政破綻することになっても、外国債で償却はできる。

ただし、その時、この謎の債務600兆円が外国に対する負債となってしまう。


日本株価の総合計はGDPと等しく、500兆円くらいだと思うから、その25%を日銀がもっているということは、125兆円の株券を日銀はもっていることになる。


大株主「日銀」、17年末に日経平均4分の1で筆頭-ETF増功罪

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-08-14/OBMQHN6KLVRU01

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