デフレ派のブログ

第138話 誤報：統合失調症の予防法の目処が立つ・ハゲにも効く

統合失調症患者、脳神経細胞の被膜減少　和歌山医大チーム発表

http://www.sankei.com/west/news/151019/wst1510190035-n1.html

　統合失調症の患者の脳で神経細胞の突起を覆っている「ミエリン（髄鞘ずいしょう）」の量が低下していることを画像で明らかにしたと、和歌山県立医大の研究チームが１９日、同大で

発表した。情報伝達を促進するミエリンの低下を調べることで、早期発見や治療につながることが期待される。

　ミエリンは主にリン脂質でできており、量が減ると脳内で正確な情報伝達ができなくなるとみられ、統合失調症との関連が推測されていた。

　チームは、統合失調症患者とそうでない人の計約６０人の脳を磁気共鳴画像装置（ＭＲＩ）で撮影。一人一人の脳を複数枚違った方法で撮影した画像を重ね合わせて解析したところ、

発症者はミエリンの量が少ないことを確認したという。

　統合失調症は幻覚や妄想、集中力低下などの症状が出る病気で、社会生活が困難になるケースも。約１００人に１人が発症するとされている。チームの金桶吉起教授は「ＭＲＩがあれば

撮影できるので、どこでも応用できる。早期の発見と治療、予防にも役立つ可能性がある」と話した。

　成果は海外の学術誌の電子版に掲載された。

以上。

また、これを裏付けする研究があり、統合失調症の疑いのある男性８１例中、４１例のΩ３不飽和脂肪酸投与のうち、発症は２例で済んだ研究が紹介されています。

ω3不飽和脂肪酸の精神科的利点

http://nora-study-room.tumblr.com/post/21426240959/%CF%893%E4%B8%8D%E9%A3%BD%E5%92%8C%E8%84%82%E8%82%AA%E9%85%B8%E3%81%AE%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E7%A7%91%E7%9A%84%E5%88%A9%E7%82%B9

精神病予防に対する抗精神病薬の使用は、是非がある。

ω3不飽和脂肪酸は、統合失調症を含む精神病症状に有効かもしれない。

ω3不飽和脂肪酸は健康全般に有効であり、医療的な副作用は無く、

それらの精神病症状への予防的使用の利点は、研究中である。

閾値化精神病状態にある13~25歳の青年、若年成人における、

精神病性障害の最初のエピソードへの進行を、ω-3不飽和脂肪酸がどれくらい減らすかということを観察する。

精神病性障害の超ハイリスク群にある81例を対象として、

1.2g/d ω3不飽和脂肪酸とプラセボを、12週間投与し、40週に渡って観察した。総観察期間は12ヶ月である。

76例が観察期間を終了し、ω3グループの41例中2例、プラセボグループの40例中11例が精神病性障害となった (p=0.007)。

ω3脂肪酸は、陽性症状(p=0.01)、隠性症状(p=0.02)、全般的な症状(p=0.01)、

機能障害(p=0.002)を減少させた。副作用は両群間で差はなかった。

ω3不飽和脂肪酸は、閾値下精神病状態の若者の発症を低減させる、

安全で効果的な戦略と言えそうである。

以上、抜粋。

すげえ。

統合失調症が治るようになってきたのか。

ミエリンの材料であるDHA（オメガ３不飽和脂肪酸）投与実験。副作用もなし。いけるで、これは。

やはり、統合失調症は髄鞘が薄くなってしまうのが原因のようだ。

ぼくの経験からするに、ストレスが強いとなると思う。

ストレスの強い子共にはＤＨＡの投与をしましょう。

ウィキ「ドコサヘキサエン酸」より抜粋。

DHAは、神経細胞の細胞膜を柔らかくし、樹状突起を増やしたり、軸索の成長を促して脳・神経系の健全性を保つ[8]。

統合失調症は、髄鞘が薄いためになる病気であり、オメガ３不飽和酸のサプリの摂取が治療に効果的である。ヒトに必須なω-3脂肪酸は、α-リノレン酸（18:3, ω-3; ALA）、エイコサペンタエン酸（20:5, ω-3; EPA）及び、ドコサヘキサエン酸（22:6, ω-3; DHA）である。

ω-3脂肪酸サプリは、ハゲにも効く。

ω-3脂肪酸サプリは、統合失調症の予防には効くが、治療には効かないようである。

ω3不飽和脂肪酸と統合失調症の関係に関する実験は、２０１０年には発表されていた実験で、２０１４年に南アフリカで効果なしという研究結果が出ている。現在、非常に強く研究されている題材ではあるようだ。

追記。

統合失調症の予防法の目処が立ってませんでした。

現在でもやっぱりまだ統合失調症は未解明の病気です。